朝7時起き。
朝飯に、ご飯、ほっけ、ネギ納豆。
11時過ぎまで二度寝する。
昼飯に『一番』へ行き、ハンバーグ弁当大盛りの唐揚げトッピングを買った。10人くらい並んでいたが、店のねえさんがテキパキと注文をこなし、あっという間に弁当20個分くらいをさばいていた。
実家近所の町中華『宝亭』のお母さんも、注文のこなし方はテキパキしている。
ふと思ったが、下町そだちの女性に、ゆるふわ系はいないのではないか? ある程度の年齢になって、よその町から引っ越してきた子なら、いるかもしれないが。
従姉妹に、おっとりとした人がいる。生まれも育ちも新宿だが、天然ではあっても、ゆるふわ系とは違う。
そもそも、どのような環境で育ったらゆるふわ系になるのかがわからない。自分からそっちに寄る感じに育っていかないと不可能ではないか。
1時、中川へシーバス釣りに行く。1時から4時頃にかけて満潮になって下げる潮回りだった。潮位変化が少ないので中川にした。一昨年、潮位変化のない時に中川でジャーキングをしてハマったので、それをやるつもりだった。
1時20分に釣り開始。サイレントアサシン129Fでジャーキングをしながら、鉄橋から葛西橋に向かってランガンした。流れはほぼ止まっていた。岸際にベイトが見られ、流心ではボラやイナッコジャンプがあった。
葛西橋近くまで来てから、バイブレーションをボトムに当てながら引いてみたが、反応はなかった。
鉄橋方向にジャーキングしながら戻る。ジャーキング中心にした。潮は段々下げてきた。ベイトもいた。しかし反応はなかった。
3時過ぎに鉄橋近くまで戻ったので、そこで終了。
3時半実家帰宅。
両腿のストレッチをして、4時に実家を出る。
九段下へ。
木村カエラ20周年武道館ライブを見に武道館へ。4時45分到着。開園時間が5時だったので、武道館外のレストラン前に座って時間をつぶした。
5分ほど押して開場。売店でハイボールと中華まんを買い、1階スタンド西エリアの席へ。
客の男女比は、女性の方がやや多かったのではないか。
6時ちょっと過ぎに開演。一曲目はデビュー曲の「Level 42」だった。
最初のMCのあと、「チーズ」「Samantha」「Sun shower」と続いた。最近の曲である「チーズ」は、声の通りが良かった。次のMCのあと「STARs」をやったが、「チーズ」よりも大人しく聞こえた。
セットリストを作るにあたり、ファンのリクエストすべてに応えたら武道館3ステージが必要というMCトークのあと、スペシャルメドレーが披露された。「Yellow」「ZIG ZAG」が入っていたのが嬉しかった。このメドレーでも、一番声が通っていたのは、最近の曲である「MAGNETIC」だった。
メドレー後のMCがあって「Magic Music」をやった。そのあたりで、今のカエラの声で2000年代後半の曲を歌うことは大変だろうと思った。
聖子ちゃんが「青い珊瑚礁」を現役感バリバリで歌えたのは、たぶん1983年頃までだったはずだ。デビュー16年経った「あなたに逢いたくて」の頃には、レパートリーとして歌えはしても、歌と一体になった現役感はなかったと思う。
その年齢の時に歌うことで輝く楽曲というのは当然あり、木村カエラの場合、デビューアルバムから『+1』までの歌がそれにあたると思う。その期間は『カエラロック』の確立期と定義してもいい。次のアルバム『HOCUS POCUS』は、ロックに固執したものになっていないが、『+1』がロックサウンドの集大成になっていた反動ではないか。そして『HOCUS POCUS』には「Butterfly」が入っている。
今のカエラの声は、子供たちに愛情を込めた優しい声をかけ続ける日常によって作られたものだろうし、その声によって歌われる「Butterfly」は、リリース当時よりも美しく聞こえることがある。
しかし「Butterfly」以前のロック志向の曲が必要としている声は、ある意味、自己中心的になることでしか出せない声だろう。『わがまま声』とでも言うべきか。若い時に最初の絶頂期を迎えたボーカリストは、そういう声を出している。リスナーは、最高の声を出せる状態にある若いボーカリストが、歌で世界を我が物にするさまを、耳や目で感じ、味わうのだ。
「Magic Music」は大好きな曲だが、ことさらシャウトする歌ではなく、重さはバンドの音が担っているところがある。にも関わらず、2006年時点では、カエラの声もその重さに調和して弾けていた。しかし今のカエラだと、大人が昔あそんだ遊具に乗って遊ぼうとしているようなちぐはぐさが、ないとはいえなかった。
「You」「Snowdome」と続いた後、「Butterfly」の途中、涙がこみあげたカエラが声を詰まらせた。しかし、前半のMCで言っていた通り、感情が高ぶったのはその時だけで、終始、泣かないで歌い続けていた。さすが下町そだち。
しかしこの後、「Magic Music」で感じた印象が、いい意味で裏切られた。
「ライブハウスにしちゃっていいかな」というMCの後、「You bet!!」「マスタッシュ」「TREE CLIMBERS」「BEAT」と続くロック四連チャンが素晴らしかった。特に「BERT」がすごかった。その歌を歌っている間は、何もかも放り出し、歌と一体化してわがまま放題になっているカエラがいた。
ただ、この四曲のテンションで前半からやったら飛ばしすぎで、いくら何でも保たなかっただろう。セットリストを前半中盤後半に分けたとして、その四曲は後半だったから、ラストスパートのように思う存分弾けられたのかもしれない。
最後の曲として「Twenty」を、アンコールに「リルラリルハ」と「happiness!!!」をやって終わった。「リルラリルハ」は、8月に『明石家紅白!』で歌っているのを聞いた時も思ったが、当時より今の声の方がいい曲に聞こえた。
2時間20分ほどのライブだった。ステージの美術がきれいだった。ライブ全体が、きれいでかわいいものに満たされていた。
九段下から中野へ。LUUPで帰宅。夕食に惣菜パンを食べ、ビールを飲み、ライブの感想をXで検索する。
1時就寝。