敦賀から沼津経由で帰宅

4時半に起きた。歯を磨き、身支度を済ませ、4時50分頃にチェックアウトした。

外は雨が降っていた。しかし、舞鶴の歩道は屋根付きが多く、途中からは傘を差さずに駅まで歩くことができた。

途中で、松本零士作品のモニュメントをいくつか見かけた。

始発の新快速で米原に向かう。琵琶湖の東側を南に下るらしい。

米原で新快速の豊橋行きに乗り換える。新幹線の駅があり、他の在来線のターミナル駅として多数の線路を抱えているのに、駅周囲はそれほど栄えている印象がない。

7時43分、名古屋到着。桜通口に出る。今までそちら側しか出たことはない。

8時過ぎ、喫茶店『ブチョーコーヒー』に到着。名古屋名物のモーニングセットを朝飯に食べるつもりだったが、予想通り行列ができていた。

しかし、順番待ちのシートに名前を書いてから30分くらいで名前を呼ばれた。回転率はまあまあ高かったようだ。カウンターに座り、小倉モーニングとブレンドコーヒーを頼んだ。コーヒーが先に来た。普通に上手かった。小倉モーニングはトーストに小倉あんと生クリームがのっていた。パンは食パンと丸いパンを選べたが、よく考えずに食パンにした。四つに切られており、そのうち二つにあんがのっていた。のっているあんを半分スプーンですくって、のっていないパンにぬって食べた。

コーヒーを飲み、トーストを食べ終わり、会計をして外に出た。店にいた時間は10分に満たなかった。

名古屋駅へ。豊橋行きに乗る。

電車の中で、昼飯をどこで食べるかを考えた。豊橋から先は、浜松、静岡、熱海行きと順番に乗り換えると、熱海に着くのが昼の2時過ぎになる。それだと昼ご飯を食べるにはちょっと遅い。沼津は1時40分、静岡は12時半前後、浜松は11時半前後となる。どこかの店で食べるとして、並ぶ時間を短くするなら、早い時間がいい。となると浜松だ。11時台なら、そんなに並ばなくて済むかもしれない。

しかし、食べたいものが頭に浮かばなかった。浜松といったら鰻だが、鰻を食べたい気分ではなかった。

静岡でさわやかのハンバーグを食べるのは論外だ。12時台に到着したとして、自分の番がくるのはいつになるやら。3時か4時になるのではないか。

沼津の到着時刻はちょっと遅かった。1時半となると、昼のランチ営業が終わってしまう店が多い。

他の駅に、なにかそそられる飲食店はないかを、Googleマップで検索したが、星が4つ以上ついていようが、自分がそれを食べたい気分でなければどうしようもなかった。

ふと、浜松で餃子を食べるのはどうかと思った。『浜松餃子』という名前を、スーパーのチルドコーナーで見かけることがよくある。宇都宮みたいに、浜松にも餃子の店が沢山あるのではないか?

しかし、検索してもそれほど餃子専門店はヒットしなかった。静岡でも同様だった。

沼津の餃子屋を検索すると、一件気になる店がヒットした。お酒と餃子8個のセットを提供しており、酒をチューハイにすると780円くらいしかかからないのだ。安すぎる。

豊橋で浜松行きに乗り換える。腹は全然減っていなかった。沼津の餃子は抑えにとっておくとして、もしも途中でお腹が空いたら、その時点で一番近い駅で降りて何か食べようと思った。

浜松に着いた。まだ腹は空いていなかった。静岡行きに乗り換える。

途中、愛野駅を過ぎた。昨年末、袋井メロンマラソンを走った時に降りた駅だ。そのあたりに来ると、おなじみの駅にきたという気分になる。

静岡駅で熱海行きに乗り換えた。乗ってすぐ、空腹感を覚えた。間が悪い。清水で降りようかと思ったが、港でまぐろ丼などを食べる気分ではなかった。海鮮ものは食べたくなかった。町中華も食べたくなかった。そういうものなら、わざわざ清水で降りて食べることはなかった。

結局、沼津で降りて餃子をつまんで一杯やるのが、一番無難な選択肢に思えた。

『小説イタリア・ルネサンス』2巻は、朝、敦賀から名古屋に向かっている時に読み終えてしまった。ロレンツィーノはアレッサンドロ公爵を殺害するのだが、そこで燃えつきてしまい、フィレンツェ政治の後始末はヴェットーリがやり、後継者はコシモになる。

1時半過ぎに沼津に着いた。ホームの立ち食いそばが気になった。創業うん十年と書かれた紙が張ってあった。しかし、とにかく先に餃子の店に行ってみよう。そのあと、食い足りなかったら、駅そばを食べればいい。

北口に降りた。一昨年沼津で野宿した時、荷物をコインロッカーに入れて、真夜中の北口をうろうろしたことがある。それ以来だ。

駅の北西に向かった。途中、キャバレーの看板がある店の前を通った。今どきキャバレーって、どういう店だろう。

閑静な住宅街の一角に、餃子の店はあった。中に入り、チューハイと餃子のセットを頼んだ。酎ハイは缶の氷結だった。餃子はなかなか美味しかった。

さっと食べ、さっと飲んだ感じだったが、それ以上居残りして餃子をお代わりするまでもないと思った。不味かったのではなく、そんなに沢山食べたい感じではなかった。

むしろ、さきほど駅のホームで気になった立ち食いそばで、きつねうどんかなにかを食べたかった。

駅に向かう途中、キャバレーのあった区画を通った。その店以外にも、セクシーなダンスが売りの店とか、なんだかわからないけど色っぽいサービスが売りっぽい店っぽい店とかがあった。夜になって来てみると、雰囲気がわかるだろう。

駅に戻ると、立ち食いそば屋は閉店していた。午後2時までの営業らしかった。

三島行きに乗り、三島で降りる。ホームに沼津と同じ系列の立ち食いそば屋があったが、そこも閉店していた。

熱海行きに乗り換える。

熱海で降りて、うろちょろしていこうかと思ったが、もう、うろちょろは沢山だった。上野東京ラインに乗り、小田原で湘南新宿ラインに乗り換えた。

5時過ぎ、高円寺到着。OKで買い物をし、LUUPで5時半帰宅。

OKで、大阪王将の業務用冷凍餃子を買った。それをフランパン一杯に並べて焼いて食べた。

先週の利尻島行き以前に届いた電子レンジの業者だが、足が凹んでいるとコメントを送ると、その状態を撮って送ってくれと返信がきた。で、製造番号、がたつき状態、凹んでいる個所がひとつの動画に映っているものを撮って、メールで送った。

その後、二日経ってもなんの反応もなかったので、メルカリ事務局に「応答なしです」みたいなことを送ると、再び業者からコメントが送られてきた。「もう一度、全体が映るような動画を送って下さい」だと。

もう一度動画を撮って業者に送った。今度は、同時に事務局にも、今こんな感じにやりとりをしていると報告をした。

すると業者からコメントが送られてきた。配送業者による事故により凹んだようです、という返事だった。

しかし、電子レンジの足は金属プレートに取り付けられており、配送時に電子レンジは全体をプチプチで養生され、その上で全体を段ボールで梱包されていた。その状態で、四本ある足のうち一つだけを、金属プレートを凹ませることは、故意にやっても不可能だった。

その旨を業者に送ると、配送前に商品状態を5回確認しているので間違いないことと、段ボールを落とすと金属プレートは凹むと言ってきた。

これは、らちがあかないと思ったので、以降はメルカリの事務局だけにメッセージを送ることにした。

結局、メルカリの商品センターが商品を引き取り、購入代金の補償をしてくれることになった。そのメッセージが届いたのは昨日だった。

それはそれとして、買おうとしていた電子レンジは欲しかったので、別の出品者から昨日購入した。同じ商品を買うのが三度目となる。購入前に、足が凹んだことによるがたつきはないですかとコメントするのも忘れなかった。大丈夫ですと返事がきたが、もし、この電子レンジの足も凹んでいたら、ある意味、奇跡だと思う。