朝5時起き。身体が重かった。ヤビツ峠のことを考えると少し憂鬱になった。
植木に水をやり、6時前に家を出る。永福町から下北沢へ。松屋に入り、朝飯に牛めしの並を食べる。
小田急で秦野へ。7時半過ぎ到着。コインロッカーに荷物を入れ、北口に出ていつものファミマに入り、飲み物を買う。
名古木に向かってゆっくり走り始める。先週より体重は1キロ以上減っているが、調子は良くもなく悪くもなかった。
名古木から峠ランニングスタート。
先週は前方を見ず、視線を下に向けて走ったが、そろそろ蓑毛手前の急坂が終わったかと思って目を上げると、まだその坂を上ってさえおらず、はるか先に見えたことで心が折れてしまった。
だから、今回は最初から前方をしっかり見て走った。
新東名のガード下に入った時、日陰が涼しく心地よかったため止まってしまったが、赤信号で止まる程度の長さに収まった。同じく、蓑毛手前の急坂手前で心拍数を少し下げるために少し止まり、急坂の途中でも止まったが、時計を見て心拍数を測り、落ち着いてから再び走った。


結果、駅から蓑毛までにかかった時間は40分台だった。断然遅いが、前回は50分以上かかったので、かなり短縮できた。
蓑毛の手洗いで頭に水をかぶり、自販機で梅ドリンクを買って飲んだ。ホルダーに携帯するつもりだったが、結局その場で全部飲んでしまったので、別のアミノ酸飲料を買って携帯した。
再び走り始めると、少し上っただけで心肺と筋肉が悲鳴を上げたので、道路端の日陰に座った。そこで休み、再び上ると、今度はなんとか上れた。しかし、1キロちょっと上って止まり、その後500メートル上って止まるというように、止まるまでの距離がどんどん短くなっていった。


菜の花台展望台で再び頭に水をかぶり、ベンチの日陰で横になるが、すぐ起きた。前回菜の花台展望台に着いた時と比べると、バテていない感じがした。

15分ほど休んで走る。菜の花台からヤビツ峠までの3キロは、その下の坂よりも傾斜が緩く、フラットに近い区間もあることを知った。目線を上げて走らなかったら気がつかなかっただろう。
しかし、走っては止まるを繰り返すのは同じで、走る距離も、最初がなんとか500メートルだったが、そのあと100メートルがしばらく続き、傾斜が緩いところで頑張って500メートル以上走り、日陰があると止まって休むという具合になり、結局、頻繁に止まることになった。
それでも、歩かずにヤビツ峠に到達。10時50分を過ぎていた。先々週に到達した時は、行程の半分くらいを歩いていたので、それに比べるとトレーニング効果はあったと思う。

ベンチで少し休み、帰りをどうしようか考えた。先週よりも余力があったから、走って蓑毛まで戻るのに問題はなさそうだったが、バスに乗って来た道を戻るのも新鮮な気がした。秦野行きのバスは2時台まで待たなくてはならなかったが、しばらく涼んで、それに乗っていくのもいい。
待っている間、ヤビツ峠から1キロ半先にある護摩屋敷の水という湧水に行ってみることにした。歩き始めると道はすぐ下り坂になったが、菜の花台側より傾斜は緩かった。


15分ほど歩き、護摩屋敷の水に到着。生水なので煮沸して飲むようにと、Googleマップのコメントにはあったが、定期的に水質検査をしているし、本当に危ないなら『この水は飲めません』みたいな注意書きを立てるだろう。実際、ヤビツ峠のトイレにある手洗いの壁にはそういう注意書きがしっかり張られていた。


で、自己責任で、手ですくって飲んだ。6杯か7杯くらい飲んだ。冷たくて実にうまかった。
そのあと、蓑毛で買ったアミノ酸飲料のペットボトルが空だったので、中を洗い水を入れた。

サイクリストが二組やってきて、ボトルに水を汲んでいた。彼らもやはり、飲むために汲んだのではないかと思った。
ゆっくり歩いてヤビツ峠に戻る。登り坂だったがそれほどキツくなかった。戻りなから、帰りはバスではなく、柏木林道を通って蓑毛ます釣りセンターの方から下りるルートを辿ってみようと考えた。先週、秦野行きのバスを待つため、ます釣りセンターの日陰で涼んでいたら、パレオ女子ランナーが釣り場の奥から走ってきた。その人は上りの時に見ていたので、ヤビツ峠から下りてきたのは間違いなかった。どのルートを辿ってそこから下りてきたのだろうと気になり、あとで調べると、ヤビツ峠から柏木林道を通るとそこに下りてこられることを知った。登山道を下ることになるのでトレイルランになるが、距離は短くなるようだ。
護摩屋敷の水は持ち帰って煮沸して飲むために汲んだので、峠の売店にある自販機でアクエリアスを買った。コーラは売り切れだった。
階段を上ってレストハウスの前に出た。このレストハウスは4年前にオープンしたらしい。5年前にヤビツ峠ランニングをした時はなかった。軽食、飲み物、ソフトクリームが食べられるようだった。少し心惹かれたが、店の前を横切り、柏木林道を下り始める。
林道は右側が崖になっており、遮るものはなかった。下りながら、熊鈴の代わりに口笛を吹いた。しかし、口笛でメロディーが全然吹けなくなっていた。少しショックだった。



下りる途中、登山女子二人組と、一人で上ってくるハイカーに会い、それぞれ挨拶した。
Googleマップを見ると、蓑毛までのルートは、平面的にはレストハウスから真西の、ます釣りセンター横を流れる川の上流部に向かっており、距離はほんのわずかに見えたが、林道は折れ曲がりながら下に向うので、実際に歩く距離は長かった。それでも、菜の花台を経由するより短いのは間違いなかった。
やがて滝の音が聞こえた。ます釣りセンター横から蓑毛バス停に流れていく川だった。ほっとした。

川を渡った所に春嶽湧水という湧水があった。一瞬、どこにあるかわからなかったが、壁面にパイプが埋まっており、そこから勢いよく水が出ていた。湧水の説明書きもその横に張られていた。護摩屋敷の水と同じく、手ですくって2杯ほど飲み、空になっていたアクエリアスのペットボトルを洗って、水を汲んだ。



そこから先は、川に沿ってひたすら坂を下りた。傾斜はかなり急だった。蓑毛ます釣りセンターまで、結構距離があるように感じた。
12時48分に蓑毛バス停到着。バスはすでに来ており、停車スペースに止まっていた。手洗いで顔を洗い、乗り場の椅子に座って、バスが回りこんでくるのを待った。
12時58分、秦野行きのバスに乗った。
駅前のバス停で下り、ファミマでプロティン飲料と水を買った。プロティン飲料はその場ですぐ飲んだ。
ロッカーから荷物を出し、改札に入り、トイレで上のウェアと履き物を取り替えた。
快速急行で下北沢、井の頭で永福へ。井の頭通りに出ると、信じられないほど暑かった。
3時前帰宅。シャワーを浴び、洗濯をし、冷蔵庫にあったガリガリ君を食べた。当たっていた。

夕方、いなげやへ買い物に行き、ハラミ、豚トロ、サニーレタス、ビールを買う。
ハラミと豚トロを焼き、大量のサニーレタスと一緒に食べ、ビールを飲んだ。
12時過ぎ就寝。