「犬神」の舞台版テキストを図書館で手に入れた。
玉山さんが用意していたのはラジオドラマ版だったので、参加者の西村さんと待ち合わせ、次回の稽古の時に玉山さんに渡してもらうよう手配した。
新宿で西村さんと待ち合わせ、本を渡した。
その帰り道、東小金井駅で電車のドアが閉まった時、駅のホームを歩く空中バレエの坂君と目が合った。
一瞬だけ挨拶した。
夕方7時帰宅。
高知の小松から葉書が届いていた。
先日送った葉書の返事だった。
面白かったので引用する。
まずは1枚目。
何ですか?あの妙にカラフルな御手紙は(笑)。
小金井、テレビのニュースでみてますよ。開かずの踏切がさらにパワーUP!してる様ですね。越されるのですか?高架化が終われば又、暮らし易くなると思いますが、別の事情なのでしょうね。
星野さんですが、御指摘の通り。僕も同感です。卓越した政治力が彼の野球の本質でしょう。監督よりもGMの方が天職かもしれません。「勇退」されるそうですが、今度はフロントの改革を行って、野球界に新たな一ページを記していただきたいものです。王さんのみならず星野監督は日本シリーズで勝てる野球ができない様で、誰であれ苦戦するでしょう。中日での日本シリーズ、内容で完敗でしたから。彼が成長しているかどうかが「鍵」となりそうです。B型の長嶋、野村、両氏の野球をどれだけ学んでいるかですね。スペースが・・・。お体大切に。又御会いできる日を!
結局葉書は1枚に収まりきらず、5枚に渡って送られてきた。
せっかくだから全部書いてみる。
2枚目はこう続く。
せっかくの機会ですのでもう一枚(笑)。日本シリーズの勝負を分けるのは僕の考えでは以下の順になります。
監督 → 先発投手 → つなぐ打線(つなぎ度) → 中継ぎ投手 → HR度(HR打者) → 抑え投手 → バントなどの小技
の順です。短期決戦なので、小技が大事な様ですが、長年みててそうでもない。尚、監督の上にチームの守備力が加わります。(一番は捕手ですが)外野に穴があるのは痛いです。
で、両チームを比較した場合(といってもダイエーは詳しくありませんが)阪神の活路は・・・老練の矢野にかかっていると言えそうです。ダイエー有利ということです。
3枚目は、
三枚目です(笑)。いささか非経済的ですが、少し気になることがありまして。「老練」は「老錬」の方が正しいのではないか、と。ただ、それだけなのですがスペースが余っているので何か書きます(笑)
「キングオブキングス」という映画をビデオで観ました。ナポレオン・ボナパルトの栄光と挫折を描いております。(二巻で完結)その生涯を見ていると西部邁氏の「政治は力だけでなく道徳でもある」との主旨の発言を思い出しました。
戴冠式で教皇(法王)の手を借りず自ら戴冠した彼は”神”を信じず”力”(己の力)を唯一の依り所としました。高い才能がありながら「力」に溺れたといえます。宰相タレーランを罷免し、イギリスとロシア・オーストリア(とプロイセン)の二正面作戦(?)を取る・・・。いかに「力」があってもこれでは・・・。星野氏が年を重ねて力(才能)(鉄拳)に帝王学(徳)を修めたのが栄光へつながったと言えましょう。
4枚目。
四枚目です(笑)。アホですね。封書で出せば、90円なのに。200円も使ってしまいました(笑)。計画的でなく、追伸、追伸という感じです。
先程、神対ダの激闘が終わりました。久々に勝利への執着心を両チームがむき出しにした、緊迫感あふれるよい試合を、日本シリーズでみました。どうも、ワンサイドが多くて。ここ十年。
それにしてもダイエー、恐るべし。百打点カルテットもさることながら、三割打者がゴロゴロ、盗塁三十以上のトリオも見逃せません。本塁打も本拠地を割り引けば三十本以上がゴロゴロのはず。まさに死角のない打線。その上投手力もそれなりにある、と来ております。阪神の最大の弱点は四番不在、であります。檜山、広沢ではでパリーグNo1チームと闘うには見劣りします。でも、このシリーズ、過去の星野氏の采配と少し違うと見受けました。仮に四連敗したとしても「内容では接戦だった。」と振り返れるシリーズになるのではないでしょうか。残り試合が楽しみであります。久々(ヤクルト対西武《野村vs森》以来)の好ゲームを期待したい。阪神側の勝利への意欲がかげらぬかぎり、必ず名勝負となるはずです。やはり、神・矢野、ダ・城島がキーマンです。
最後に5枚目。
五枚目です(苦笑)。一連の手紙はこれでとどめておきたいと思います。在京の頃と違って、各種スポーツ紙、各種夕刊が入手し難いこのごろ。情報量が乏しいため、いまいち自信がありませんが、ダイエーに今年就任した新井打撃コーチは元オリックス打撃コーチで、仰木監督と共に鈴木一朗を世に送り出した、あの名コーチなのではありません?間違っていたら、俺もここまで落ちたもんだ(プロ野球に興味を無くしたんだ)と自ちょうしますが。新井打撃コーチを迎えたダイエーは、これまでの一発は打てるけど打率(確実性)に欠ける打線の体質改善に取り組みました。世界の王(HR)と天才アベレージヒッター(ヒット・打率)の共演コーチは今期すさまじい結果を残すことになりました。あはれなのは、オリックスです。仰木氏を追放した時、新井氏まで解任した事は多くのOB諸氏の批判を浴びましたが、そのツケを千倍にして払わされることとなりました。今期、最も万死に値するのは、実はオリックスオーナーとフロント首脳陣なのです。少し褒め、けなしすぎなのでフォローを。水野社製、”飛ぶボール”も一因ではあります。(終) → シリーズ終了後、届くかもしれません。
新井コーチは確かにオリックス時代、イチローを送り出した人だった。
本人はホークス時代、首位打者をとっている。
11時まで仮眠をとってから、サラダとパン、ゆで卵を食べた。
そして小松への返事を考える。
なんて書こう?
しかし5枚分は無理そうだ。