先日発掘した昔のパソコン雑誌を延々と解読する。何だか古文書と向かい合っているようだ。
I/O 83年10月号の広告で面白いものを発見した。
当時高嶺の花と言われていたパソコン、APPLE ?のキット販売である。
およそ10万出せば、64キロバイトのRAMを搭載したAPPLE ?の互換品が作れるといった寸法だ。
ところが肝心なことが一つあり、それはROMの書きこみは自分でやらなくてはならないということ。
つまり、買っただけでは動かないのだ。
しかも、ROMに書きこむべきシステムプログラムやBASICのインタプリタをどこで入手するのかは書いていない。
もっともジャンク屋らしく、取り外し品のROMを格安で売っていたりするのだが。
他にはこんな代わった本も発掘した。
「Z−80マイコン設計トレーニング」
コンピューターを1台自作してしまおうという本だ。
Z80は当時のパソコンの殆どに使われていた8ビットCPUで、ザイログ社が作っていた。
確かPCエンジンにはこのCPUが使われていたはずだ。
今はどうなったのだろう。この会社。
それから、IBM−PCの輸入販売をしている販売店の広告を発見。
なんとPC/XTが100万円。
それでも買う奴がいたのだな。当時は。
今みたいに誰もが使うものではなかったからこそ、そこまで燃えることが出来たのかもしれない。
5年ローンで買った奴がいなかったことを祈るばかりだ。
寒いので一日中家にいた。