日記の魔力

 能天気な夢を見た。
 3人の女の子と同時につき合う夢だった。
 夢の中で俺はでれでれなのだ。
 こんな夢を見るなんて、まさに春だ。

 昨日に比べて気分はかなり良くなった。
 朝は麦ご飯と納豆のみ。
 粗食だ。

 案の定、昼前に腹が減ってきた。
 しかし、空腹を覚えたのは久しぶりなので、少し嬉しくなった。
 昼も麦ご飯。
 リハビリみたいな食生活だ。

 表三郎『日記の魔力』読む。
 迷える人よ日記を書きなさい、という内容だった。
 この本によれば、日記には感想を書く必要はないという。
 事実だけを淡々と書くに留めれば、何を書いたら良いのか迷うことはないというのだ。
 確かに一理ある。
 しかし、1年も2年もそのパターンで書きつづけていくと、やがて飽きが来る。
 著者は、日記をひとつの自己啓発ツールとして扱っているため、ある程度の期間ごとに読み返すことが大事だとしている。
 それによって人生における己の現在位置を知るわけだ。
 その場合、確かに事実だけを書いた日記の方がいいかもしれない。
 しかし、事実のみを毎日記録し、さらに数日ごとに読み返していくという几帳面な生活が絶対できないというタイプの人はいるだろう。
 そうした人が日記をつけるにはどうすればいいのかは、この本を読んでもわからなかった。

 夕方、青山一丁目から千駄ケ谷まで歩く。
 銀杏並木を歩くと、その果てに桜の木があり、つぼみがパンパンに膨れていた。
 すでに咲いている花もあった。

 7時帰宅。
 スパゲティを茹でて食べる。

 ネットのオークションで買った業務用のお灸はとても良く効く。
 お灸は、熱さを感じなくてもいいそうだ。
 しかしこいつにはまると、熱くないと満足できないのだ。
 効いた気がしない。

 だが、やはり我慢しすぎるといけない。
 水ぶくれが出来たりする。
 特に、へその上にあるというつぼに灸をする時は気をつけなければいけない。
 腕や足に比べて皮膚がデリケートだから、やけどしやすい。

 昨日に比べて体調は良くなったとはいえ、まだ本調子ではないので、思い切って9時半に寝た。