西原理恵子が毎日新聞に連載している『毎日かあさん』が、武蔵野市から「学校のことを描かないで」という要望をされたらしい。
これに対し西原理恵子は表現の自由という論陣を張り徹底抗戦の構えを見せている。
一番の原因は人気が出過ぎたことだろう。
新聞の日曜欄にひっそりと連載され、特に誰の注意も引かなかったら、こういうことは起きなかった。
新聞連載でしかもベストセラー作品となると、作品それ自体がメディアになる。
西原理恵子が訴える表現の自由は正しいのだけれども、武蔵野市側が訴えているのはどちらかというとメディアの責任なのだ。
心情的には西原理恵子を応援する。
が、媒体が大手新聞だから、もしかすると連載中止になるかもしれない。
そうなった場合、おそらく西原理恵子は別の媒体を探し、そこでよりディープな『毎日かあさん』を描くんじゃないかと思う。
夕方、不動産屋に渡す書類をまとめて小金井へ。
鉄鍋餃子の店で排骨麺と鉄鍋餃子を食べ、西友で買い物をし、小金井の部屋へ。
米びつ、カセットコンロとガス、漂白剤など残った細かいものを鞄や袋に入れる。
外にあったパンチカーペットを切り、燃えないごみにまとめる。
電気のブレーカーを落とし、部屋にお別れ。
今の部屋には9年だが、その前も4年間市内の別の部屋に住んでいた。
だからトータルでいえば小金井市に13年間住んでいたことになる。
これは長い。
不動産屋は今日休みだったので、鍵と契約書を袋に入れ、ポストに入れておいた。
西荻に戻る。
洗濯機のホースを探すのに30分くらいかかった。
少しずつ荷物は減ってきている。
浴室のお湯の蛇口から少し水漏れがしていたので、水の大もとを閉めて三角パッキンを取り替えた。
洗濯をしてから外へ。
近所のファミリーマートが夜の11時で閉まるため、そこから500メートルほど離れたセブンイレブンに行ってみた。
なんとそこも11時に閉まっていた。
住宅街のど真ん中に位置するため、24時間営業は住民の反対が厳しいのかもしれない。
おかげで街は大変静かだ。
駅の方に行き、24時間営業をしているスーパーに入り、麦茶などを買った。
その店は9月から酒類の販売をやめるようだ。
駅近くのコンビニでビールとサワーを買い、うちに帰る。
考えてみれば今までの生活はコンビニに恵まれすぎていた。
歩いて30秒のところにあり、24時間営業で、しかも酒を売っていたのだ。
シャワーカーテンを取り付けてからシャワーを浴び、台所の洗い物をするともう3時だった。
ビールを飲んでひと息つく。
近所の静けさ、そして24時間営業のコンビニがないことは、俺に朝方になれと言ってくれてるようだ。
三ヶ月様子を見よう。