エビにマヨネーズをかけていじめる心

 和室天井の照明を昨日変えたものの、やはり暗すぎたので、結局元の蛍光灯に戻した。
 しかし、天井についていた取り付け用ソケットがぼろぼろになっており、下手をするとはずれて落っこちてきそうだった。
 例えばメシを食っている時に天井から蛍光灯がガシャンと落っこちてくる状況を考えてみる。
 割れる食器とこぼれたみそ汁、飛び散る蛍光灯の破片と血だらけのオレ。
 途方もなく気が滅入るだろう。

 そこでソケットを変えることにした。
 またしてもブレーカーを落としての作業だ。
 ところが、時刻は夕方。
 ブレーカーを落とした瞬間、ドライバーを手にして暗い部屋にたたずむオレがいた。

 懐中電灯の電池がなかったので、買いに行こうとしたが、ついでにホームセンターへ行って鍋などを探そうと思った。
 高井戸近くにあるオリンピックへ。
 地下1階で電池を買う。
 蛍光灯のコーナーで、電球色の蛍光灯も買う。
 蛍光灯を復活させるにしても、昼光色では明るすぎてかなわんからだ。

 うちに戻り、懐中電灯をつけて作業を開始する。
 取り付けユニットを天井にとめているネジをはずす。
 ソケットはボロボロになっていた。
 暗闇で懐中電灯を口にくわえて作業していると、ドアフォンが鳴った。
 宅急便だった。
 ドアを開けると少し驚いていた。
 暗闇から懐中電灯を手にした男が「はい…?」と出てきたのだ。そりゃ驚くだろう。

 荷物を受け取ってから再び作業を続ける。
 新しいソケットを取り付け、ブレーカーを入れる。
 無事に動作することを確認してから、電球色の蛍光灯を取り付けた照明を取り付ける。
 スイッチを入れると、確かに前よりは明かりが攻撃的でなくなっていた。

 エビマヨ実験の日々は続いている。
 片栗粉と塩などでもんだ後、水洗いしてエビの汚れを取り、その後酒と塩や醤油で下味をつけて、卵白をもみこんで片栗粉をつけ、油で揚げる。
 この下ごしらえ作業を少し変更し、油で揚げるところをさっと湯がくようにし、使用するマヨネーズをあっさりしたものに変え、豆板醤を小さじ1杯加えてみた。
 出来たものは今まで作ったものよりもかなりあっさりして食べやすくなっていた。
 豆板醤の代わりにわさびやマスタードにしてもおいしいかもしれない。

 エビマヨとおでんで夕食。
 おでん種は一つずついちいち買うと結構値段がかさむので、ひとそろい入ったパックを買い、大根と卵だけは後入れした。
 備え付けの出汁汁があったのでそれを薄めて使ってみたが、好みの味とはほど遠かった。
 醤油を足すが、あまり満足いく味じゃなかった。