神様スキルを磨いた執筆

朝飯に昨日の残りの小松菜炒め、ベーコンエッグ、味噌汁。
いい天気だったので、昨日買ってきた椎茸を干す。

昼、ハンバーグサンド食べる。

午後、リモートワーク関連の打ち合わせ。

夕方、図書館へ。本を返し、予約した本を借りる。返すのは一ヶ所だったが借りるのは二ヶ所だったので大変だった。

干していた椎茸を取り込む。一日天日干しにしたが、まだ完全に乾燥してはいないようだった。

夜、久しぶりに風呂に入って汗を流す。

夕食に、水菜と豚肉をしゃぶしゃぶサラダにして食べる。

『虚航船団』読み返す。第一章「文房具」読了。
文房具に人格を与え、文具船という宇宙船の乗組員であるという設定にし、彼らひとりひとりのプロフィールを紹介していくという構成。みんな気が狂っているというのがおかしい。今回の再読では文房具の人物設定や宇宙船内の生活がすいすい頭に入ってきてとても面白く読めた。人間の戯画であると同時に、組織の戯画でもあると思った。第二章「鼬族十種」は民族と歴史の戯画で、いずれにせよそれも人間の戯画だ。第三章「神話」は、異世界からきた文房具たちと鼬族たちによるハルマゲドンが展開する。こういう作品を書くということは、作者が常に神様の視点を持つということになる。執筆期間のおよそ5年、筒井康隆は、ずっと神様スキルを磨いていたわけだ。本作の発表後、すごい勢いで傑作を量産したのもうなずける。まるで十戒を授けられた後のモーゼだ。