ラン省

3時45分頃、ひとりでに目が覚めた。
PCをつけ、Spotifyで音楽を聞きながらブログを更新した。

昨日はある意味で極限を経験することができたのだと思う。思うことにした。30度越えの炎天下マラソンはなかなか経験できることじゃない。自分を慰めうる理由だとも認識している。
暑熱によるペースダウンが自分に起きるのは15キロ地点前後であるということもわかった。2017年の板橋Cityでも同じタイミングで遅くなった。あれはトレーニング不足と体重増によるものだったが、体の内部で起きていたことは『ばて』という意味で同じことだったのではないか。訓練不足で起きるか、気温で起きるかの違いだろう。

秋以降のマラソン大会について調べた。今回、マラソンと気温の関係について学び、ちゃんと走るには11月以降がベストなのだと痛感した。過去二回走った袋井メロンマラソンは12月上旬に開かれるから、気候的にはベストだったのだ。今年はまだ開催が決まっていないようだったが。

ガーミンのランニングウォッチを充電しようとしたら、PCが認識しなくなっていた。端子を挟み込む方式のアタッチメントなのだが、挟むたびにひび割れが凹んでいるのは知っていた。昨年夏に明治通りの交差点ですっ転び、「いってー!」と叫んでサラリーマンに気遣われ、主婦と幼い娘には顔を背けられ、照れ隠しに映画『野良犬』で拳銃をすられて犯人を追いかける三船敏郎みたいな動きを意識して起き上がり時計を見ると、ものの見事に割れていた。おのれへの戒めのため、そのまま使ってきたが、充電するたびにひび割れが進行し、とうとう内部機構に障害が出てしまったようだ。おかげで昨日走ったラップタイムの記録も消えてしまった。たぶん10キロ地点以前はキロ5分20秒台で走っていたと思う。真夏日にそのペースだと、オレの身体では速すぎるのだ。

タイムを度外視し、完走目的でとろとろ走るとしても、昨日それをやらなかったのは良かったと思う。そういう走りだったら旅ランニングでやった方がいい。

でもやっぱり悔しい。早くこの気分を雪ぎたい。

7時40分過ぎに家を出る。アナログの腕時計をはめた。三年前に買ったやつだが、時間に追われる生活をしているとデジタル時計の方が便利なので、最近あまり使っていなかった。

スマホで暑熱馴化について調べた。体が夏仕様になって、汗をかきやすくなることをいうらしい。

午前中、ストーン氏から依頼メールが2件来ていた。それらをこなすとあとはヒマになった。

昼、ギャザリアのダイソーへ。花の種を探すが売り切れだった。
ルアーコーナーを覗くとポッパーが一つだけ売られていた。100円だし、迷うこたねえか、と思って買った。

午後、ヒマ。

6時半帰宅。

日曜の巨人戦で登板した根尾君をダルビッシュがTwitterで称賛していた。立浪監督はというと、ダルビッシュが意見を言うことなどは否定せず、しかしまだチヤホヤする段階ではないと、世間がムードで褒める空気になることを牽制するコメントをしていた。

立浪監督は試合後にノーコメントになることがほとんどなく、記者に対して誠実に対応している。奇を衒った言葉はないので、活字だけ追っていくとワンパターンな答弁みたいに読者に感じさせ、ネガティブな反応を引き起こすかもしれないにも関わらず、辛抱強くコメントしてくれているところが、誠実さなのだと思う。

根尾君の投手転向にしても、どうすれば生かせるかを昨年秋から7ヶ月もかけて考えてきた結果の結論であり、熟慮に要した年月の重みがある。この重みは、評論家の言葉にはなかったものだ。評論家にはその年月をまとうことができない。

球界投手のラスボスであるダルビッシュのツイートにより、雑音が減り、根尾君が集中しやすくなるのが一番いい結末だと思う。今のところ。

AKIRAセーターの左袖を編む。しかし、先に身頃の接ぎ合わせをやった方が、編むモチベーションが上がるかもしれない。

11時就寝。