『火の魚』久しぶりに見返す

6時半起き。
朝飯に、ご飯、鮭、煮豆、納豆。

現場にて、仕事、いよいよなくなる。むしろ、何もせずにいることで、自分がいなくても大丈夫な現実を、周囲に知らしめた方がいいと思えてきた。

昼、『古ぢどり屋』で、親子丼。

『殺しへのライン』読む。

午後、ヒマ。

夕方、雨の予報だったが、やむタイミングで中野に着きそうだったので、迂回せずそのまま中野へ。自転車で内科へ。定期健診。

先生からマラソンのことを聞かれる。
「ダメダメっした」
「あらそう」
「4時間29分っした」
「ほう、それでも駄目?」
「4時間は切りたいんですよ」
「同年代で切れる人います?」
「います。でもそういう人は毎日走っていて、体もスレンダーです。ボキは大会がないと走らないので」
「じゃあ、次は頑張って」
「はい」

7時帰宅。
トーストと、豚肉のソテー食べる。

久しぶりに、原田芳雄と尾野真千子出演『火の魚』のDVDを見た。
今さらだが、この作品の原田さんは、芝居がとても繊細だと思った。
「オレはもう退屈してる」以降のセリフ回しなど、いったんテキストにしてから自分で言い直してみると、ああいう演技に作り上げるすごさがわかる。類型的な言い方になりそうなセリフがけっこう散りばめられているのに、一箇所もそういう言い方をしていない。そして気がつくと、先生、という人物の人となりが、見ているものにしっかりと伝わっている。原田さんの芝居は、解釈を突き抜けて、創造になっている。

ラストの叫び「タバコ吸いてー!」も、元のセリフは「タバコ吸いてえな…」だったのだ。命の叫びみたいに表現されることで、エンディングの余韻が素晴らしいものになっているのだ。