ダメ出し大会

昼、えぞ菊へ行き、味噌ラーメンとライスを食べる。
毎日走っているので、意識的に炭水化物を取るようにしないと、突然バテることがある。
だが、その食生活に慣れると、走るのをちょっとさぼっただけで体重がぐんぐん増えるから、気をつけねばならない。

夕方、KIOSKでスニッカーズを買い、かじりながらいったん帰宅。
走って阿佐ヶ谷の稽古場へ。
片道3.8キロ。

今日の稽古は、ダメ出しする側とされる側にくっきりと分かれた。
一度に沢山のダメ出しを受け、軽いパニック状態になっている役者も見受けられた。

俯瞰して見たところ、ダメ出しを受ける役者はエチュードが足りていないようだ。
そのため、ダメ出しを受けてもそれを対処療法的にクリアし、役作りが杓子定規なものになっている。
この時期にエチュードをするのは遠回りに思われるが、台詞のない時に舞台に存在する手がかりをつかむには、それが一番手っ取り早いとも思う。

何人かに声をかけ、ダメ出しをする。
そのダメ出しが的確であっても、これを伝えるだけで芝居が良くなるだろうかという懐疑心は常にある。
経験上、良くなったことは少ない。
<ダメがなくなる>イコール<良くなる>ではないからだ。

となると、どうすれば良くなるのかを第三者的視点で考えることになる。
誰もが見落としている<良い点>を伝えたり、パラダイムシフトを促す意見を伝えることができれば、年長者としての役割を果たせるんじゃないか。
などと、稽古後に思う。

しかし、自分の出るシーンも決めなければいけない。
今日も稽古がなかったが、健吾君と自主練する時間がとれない。
ある程度形を決め、
「ここはこう動いてくれ」
と伝える方法に行き着くことになるかもしれない。

稽古後、走って帰宅。
冷や麦、トースト、ハムエッグを食べる。
炭水化物多し。