船旅

6時半起き。

荷造りをし、シャワーを浴び、8時20分頃に家を出る。

松屋で、牛めしの大を食べる。

大門へ。

9時半過ぎに竹芝桟橋到着。代理店のカウンターで乗船券を受け取る。

10時45分頃、フェリーに乗船。荷物をしまってからすぐデッキに出る。

いい天気だった。

11時に出航。缶ビールを買い、レインボーブリッジを通り抜けてからふたを開けた。

船が東京湾を出る前に、船内のレストランへ行き、島塩ラーメンを食べた。

船室に行き、少しだけ横になった。

3時頃に起き、一眼レフと本を持って、再びデッキに上がる。船は外海に出ており、揺れが大きくなっていた。

風よけになる場所にあったベンチに座り、『街とその不確かな壁』を読んだ。

船室ではなくデッキで読んだからか、船酔いはまったくしなかった。

デッキには、若い二人組とおっさん二人組がいて、必要以上にでかい声で、大笑いしながら飲んでいた。

5時を過ぎ、日没方向である右舷を見て、夕焼けを期待したが、太陽はある程度沈むと雲に隠れてしまい、以降、西の地平線は何ひとつ盛り上がることなく、ただゆっくり光量が落ちていった。

船室に戻る。連休前なので観光客は少なかった。

少し読書を続け、6時過ぎにレストランへ夕食を食べに行った。

ヒレカツカレー、ポテトフライを食べ、レモンサワーを飲んだ。

船室で読書の続きをした。船はすでに外海にあったため、そこそこ揺れていたが、やはり船酔いはしなかった。

9時頃、星空が見られるかと思って、デッキに出てみた。しかし、星どころか、デッキは真っ暗で、風がびゅうびゅう吹いており、波しぶきのためそこら中がびしょ濡れだった。

船室に戻り、夜10時まで読書を続けた。

10時に消灯時間となり、船室は暗くなった。スマホで、昔の『たまむすび』の録音を再生し、イヤホンで聞いた。携帯の電波は届かなくなっていた。

ラジオを聞き終わり、スマホを充電して眠りにつくが、斜め向かいにいる客のいびきが凄まじく、なかなか寝付けなかった。いっそ、ラウンジに行って読書の続きをしようかと思ったが、だましだまし寝た。