図書館に行き、予約していた本を受け取る。
『スパイダース、ありがとう』
『沢田研二という生き方』
の2冊。
11時に劇場入り。
返し稽古と修正が少しあった。
アドリブが増えたとシノハラさんから全体へ指摘。
アドリブというよりは、場にいる気持ち悪さを埋めるためについ出てしまう言葉が多かったのだろう。
昼飯を近くの中華屋でとる。
台湾ラーメンと餃子のセット。
ものすごく汗が出る。
マチネはお客さんが50人以上来た。
昨夜に比べると反応が非常に良かった。
若い子達にとってはやりやすかったかもしれない。
反応が良いから芝居が良いというわけではないが、原点回帰ができたと思う。
最後のシーンで、こずえさんがカセットテープをいきなり真っ二つに折った。
本当はテープを引き出すだけで終わるはずだったのだが、うまくいかなかったらしい。
目的は適っているし、シーンの見た目としてはむしろ面白かったのだが、一番前に座っているお客さんが、
「すっげえ力…」
とつぶやいたのには笑いそうになった。
マチネとソワレの間に、劇場近くの「都鳥」へうなぎを食べに行く。
下浦君、岩ちゃん、芹川が一緒。
1400円のうな重と肝吸いを頼む。
うなぎはとても柔らかかった。
スーパーで買ううなぎではありえない食感で、専門店に恥じない味であった。
休憩時間のわずかな間に仮眠をとる。
ソワレ開演前は上手袖の暗がりで出番を待つ。
ソワレはマチネほどお客さんは多くなかったが、芝居そのものがタフになったなあと感じられた。
冒頭のばんちょーとさかしたさんのシーンなど、安定感と相まってゆとりが生まれてきたようだ。
ラストの電話をかけるシーンでくしゃみが出そうになってしまった。
鼻をつまむわけにもいかないので、全身に力をいれて我慢したのだが、涙と鼻水がだらだら流れてきて焦った。
出番が終わり袖にはけ、ばんちょーのラストシーンまでくしゃみを我慢し続けたが、暗転する直前にとうとうこらえきれなくなり、
「ふいーっ!」
という意味不明の叫び声をあげてしまった。
なまじくしゃみを我慢したためにそうなってしまった。
その後のカーテンコールは恥ずかしかった。
仕方ないので、自分ではなく芹川あたりがくしゃみをしたフリをして乗り切った。
帰宅後、シャワーを浴びてちびちび飲む。
飲んでいる最中に、発熱しているのを感じ、うがいをして1時に寝る。