大丈夫と思うこと

9時から仕事。
水曜日まで3日蓮続で休みをとっていたのだが、留守中アシスタントさんがしっかり管理してくれていた。
大トラブルがなかったことに安堵する。

夕方5時半退社。
6時に劇場入り。
集合し、昨日の芝居について話し、今日はどうするべきかを伝える。

7時半開演。
冒頭からテンションが低い。
<低さ>が、シーンからシーンへリレーされる。
自由さが影をひそめ、色々なところで臆病になっている。
良くなかった。

お客さんを送り出し、飲みの席に顔を出す。
11時半過ぎに辞去。

どうすればいいかを考える。
どのシーンが悪いとか誰々が悪いとかいうことを伝えて、事態が良くなるわけではない。
それで良くなるのだったら本番中に立ち直っている。
もっと根源的にとらえようと思った。

帰宅し風呂に入る。
テレビをつけ、日本対デンマーク戦にチャンネルを合わせる。
音声なしにする。

ノートを広げ、本日のソワレについてまとめる。
稽古後半から昨日のゲネにかけて、常に何らかのミスやとちりがあった。
ところが昨日の初日では、なかった。
これまでは皆が必死で支えていなければ崩れ落ちそうだった芝居が、大丈夫になってきた。
二日目の今日も、大きなミスがあったわけではない。
だが芝居は大丈夫じゃなかった。

大丈夫じゃなかった最大の原因は、大丈夫だと思いつつあったということだろう。
明日言うべきことがまとまってきた。

日本対デンマークの試合は、前半に日本が2点を入れた。
その時点でテレビを消し、就寝。