いつ名言が飛び出すか

朝、稽古場に行くと、鍵がしまっていた。着くのが早かったわけではなかったので、裏口から入ろうかと思ったが、ふと思い立ち、メールを確認した。すると、今月の稽古日程のメールには、今日が含まれていなかったことを知った。勝手に、あるものだと勘違いしていた。

午前中、どさん子ツールで発生したエラーの対策をする。クエリで呼び出している独自関数の名前に日本語が使われていることによるエラーだったが、今までは問題なく使われていた。Access ファイルを新しくして、コードやオブジェクトをそちらへコピーしてから、そういうエラーが出るようになった。ぬるく許されていた判定が厳しくなったような感じだ。

日本語名を英語名に修正した。

午後、音羽屋さんから依頼。Excelツール。エラーメッセージから判断するに、セルからきちんとデータが取得できておらず、Null のまま関数を実行していることによるエラーのようだった。

調べた結果をメールで返信し、作業は明日に回す。

UNIQLOへ行き、現場に着ていくオフィスカジュアルのパンツとポロセーターを買った。スーツを着なくなって久しい。毎日着ていたのはコロナ前までだ。

Youtube で長州力チャンネルを見る。発信コンテンツに対して長州さんがまったく無防備であることが、逆に価値を高めている。ただ喋っているだけで、見たいと思わせる。このあたりは、さまざまな内容で発信しようとする前田日明チャンネルとは対極的だ。どちらも登録者数は30万人ちょっとで、長州力チャンネルの方が1万人ほど多い。

ふと思ったが、長州力がただ自分をさらけ出しているだけでどんどん人気者になっていくことを嫉妬する元プロレスラーはすごく多いのではないか。ただ、長州さんは、プロレスのことはいっさい口にしないのだから、プロレスを食い物にして引退後の生活を送っているのではない。

何でもない日本語に命を吹き込んで、羽を生やして飛び立たせることができる、稀有な人なのだと思う。有名なコラコラ問答も、橋本の「何がコラじゃコラ馬鹿野郎」に対して、反射的に「何コラタココラ」と返したことで、誰もが覚えていられるフレーズ感が出来てしまった。

こういう能力を持っている人は、プロレスラーに限らず、他にいない。だから、長州力チャンネルは、長州がメシを食っているところを映すだけで、コンテンツになる。いつ名言が飛び出すのかわからないワクワク感が常にあるから。