大雨の中、免許の更新に行く。
前回の更新は97年の6月。
違反なき日々が報われ、ゴールド免許を手に入れたのであった。
しかしそれから間もなくバイク便の仕事を始め、生と死の境目、減点と見逃しのすれすれを駆けめぐるヒトになってしまった。
2年間で違反は3回。
まあ、よくぞ切り抜けたといったところか。
というわけで今回の更新では再びブルーの免許に逆戻りで気分もブルー。
しかも緑に囲まれた府中の運転免許試験場に着くまでは増水しまくりの野川を越え、歩くこと15分だ。
大雨の日にチャレンジしたくない道程ではあった。
しかしなんと、今日は俺の誕生日なので、一日たりとも更新を遅らせるわけにはいかないのだった。
というわけで、何年ぶりかにコンタクトレンズを入れ、視力検査を受けた。
久しぶりだと痛い。
痛みに耐え忍んだ後、無理矢理に微笑を浮かべたら、爆弾犯人みたいな写真を撮られてしまった。
これから3年間、この写真でアイデンティティを証明しなければならないと思うとやはり気分はブルー。
更新を終え、後はひたすら台本書きの日。
稽古を休みにし、書いて書いて書きまくった、となればよかったのだが、そうはいかないものだ。
額に粘着質の、まるで夏場向けのエンジンオイルみたいな汗を浮かべながら、1時間で半ページのペース。
カレンダーが迫ってくる。