「心臓を貫かれて」読み終わった。
この本を読んでいたせいで、最近見る夢は家族の夢が多い。
昨日の夜はこんな夢だった。
妹と母親がバイクに乗って(?)千葉方面から東京に向かっている。
そして俺は台車に乗り、バイクに引っ張ってもらっている。
そのうちに、どこかの警察署の前を通り、母と妹は違反で捕まる。
そして俺は、そのまま慣性の法則に従い、台車でその場を離れていく。
離れていきながら、「点数大丈夫かな」と心配している。
かなり鮮明な夢だった。鮮明な夢を見ること自体久しぶりだ。
しかし、自分の見た夢はあまり人に言わない方がいいらしい。ユングの本に書いてあった。
何でも、夢は無意識に属する事柄だから、聞く人によっては自分の無意識とシンクロしてしまい、必要以上の恐怖を感じたりするのだそうだ。
確かに、それはあると思う。
怖い夢を見た人に夢の内容を聞くと、下手な怪談より恐怖を感じたりするものだ。
バッド・トリップもその辺に絡んでいるのだろうか? 俺はわからんが。だってクスリやったことないし。勉強不足なもんで。
ただ、クスリそのものには興味ないが、幻覚には興味がある。矛盾しているだろうか?
要するに、幻覚を見ると言うことで、現実君から秘密にされていた『認識』の仕組みとかを、理解できないまでも感じ取れるんじゃないかという期待があるのだな。
まあ、ただの好奇心のレベルに留まってはいるが。
とにかく「心臓を貫かれて」は面白かった。
「人を損なう」とはどういうことなのか、じっくり考えてみようと思う。
しかし、またまた読む本がなくなってしまった。困ったもんだ。
「読書の秋」と言うのは、「本不足」ということか?