ほうき相手に芝居ができるか

昼すぎ、新宿のビックカメラへ。
チケット用紙とB5のコピー紙を買う。

チケット、どういうものにするか迷う。
最初のマグネシウム不足では、ビー玉した。

大量のトウガラシがうちにあるのだが、それをチケットにしたものかどうか迷っている。
肌の弱い人には危険な刺激物であるので、やはり普通のチケットにしようかなあと思う。

4時に荻窪へ。
この前食べられなかった王将で、天津飯と餃子を食べる。
本日最初の食事。

5時帰宅。
気分を落ち着かせる時間を作ってから、上荻の稽古場へ。

今回のストーリーは、仕事を変えたばかりの男が友人の家に家賃タダで住むことになったが、友人のフリをしなければいけないために、色々翻弄されるという話。
時間と空間を飛ばすやり方を多用している。
別に難しいやり方ではないが、やるには勇気がいる。
気合いを出せばいいという類の勇気じゃなく、たとえ無対象のものを相手にしても、自分はこう見えているのだと、舞台の上で主張し続ける勇気だ。
全盛期のアントニオ猪木が、ほうき相手にプロレスの名勝負ができると言われたのと同じこと。

ほうき相手に芝居ができる勇気。
ほうきじゃなくて、彼女だと思って1時間ぶっ続けで演じることができるのか? ということ。
ほうきがぽっきり折れたら、本気で泣けるのか? ということ。

テレビや映画では、ならない。
舞台だからそれができる。

後半部分、台詞がややこしくて大変だが、少しずつ前進している。
通しをするとおよそ1時間14分前後になったが、早くしようと思えば早くなるだろう。
遅くする方が難しいかもしれない。
自分の役を他の誰かがやったら、1時間18分から20分のものになったと思う。

10時帰宅。

『進撃の巨人』見る。
ピクシス司令の回。
兵士の離脱を許すセリフ、とても二十代前半の作者が考えたものとは思えない。