久しぶりにファスティングを開始。
野菜ジュースと水分のみ摂取し、三日間過ごす。
この時期に始めた理由は、体の中に何だか色々悪いものが溜まってそうだなと思ったのと、あとは、願掛けに近い。
朝飯を食べないのは大丈夫だったが、昼飯を野菜ジュースのみにするのは少々辛かった。
午後の仕事を終え、西荻北の稽古場へ。
お腹が鳴るから空腹というわけではないようで、血糖値が下がれば蓄えられたグリコーゲンで代用される。
夜の稽古で、空腹感に苦しむということは特になかった。
しっかり筋トレとかランニングとかしたい。体を動かしたい。
昔のマグ稽古では、稽古前にいつも走っていたなと思い出す。
6時に稽古場に着くと、着替えて外に走りに行く、主宰のおれ。
6時半くらいに戻ってきて、柔軟とか筋トレをして、7時くらいから稽古をするのが常だった。
それ以前は、みんなで輪になってストレッチとか筋トレとかやっていた。
きつさを一緒に味わうのもいいが、なぜかそういうのをやらなくなっている。
「張込」稽古する。
上岡君とたっぷり絡むのは初めて。
チラシそのものを犯人に見立てる案を思いつく。
モデルのアイーダ大活躍過ぎる。
「盗難」は「喪失」というタイトルとなった。
佐々木美酒蘭(みしゅらん)というDQNネームの子供を、かわりばんこに演じる芝居。
それだけではもちろんないのだけど、4歳児を演じることでその役者が失うのはなにか、ということを考えながらやる作品。
失うのではなく、本当は得ているのだけども。
キャスティングは、おれ、知恵ちゃん、上岡。
6人の出演者中、できるのはこのメンツしかないなあと思った。
芝居をしながら、途中で役者が本人に戻り、演技を拒絶する。
そこで、4歳の美酒蘭ちゃんの役を交代していくのが、大まかな構成。
最初の本読みでは、上岡君の美酒蘭に大笑いしていたのだけど、それだけではもたなくなってくる。
子供の演技を技術でやってしまうとダメ。
だから、演じるだけで、自分がどれだけ小手先の技に毒されているのかを、まざまざと感じることになる。
その落ち込みは、けっこう辛い。
「こんな芝居にそんな本気になって」
こんな芝居、っていうふうに思ってないし、こういうのを真面目にやれるかどうかが重要だと思う。
ファスティングゆえに夜は空腹。
野菜ジュースを飲んで寝る。