街の中華屋

6時10分、目覚ましが鳴る。いつも使っているスマホアプリの音だ。Sleep as Androidといって、かれこれ3年愛用している。使いはじめたのは「ウーララ」の稽古をしている頃だった。睡眠の深さをはかりつつ、目覚めやすいタイミングでアラームを鳴らしてくれるので、セットした時間より早く鳴ることがある。

他に、いびき録音機能、いびき防止機能、明晰夢サポート機能などがついている。いびき録音機能は、自分がどのくらいいびきをかいているかわかる。防止機能をオンにすると、設定した音量レベルを超えた時にスマホが振動して音が鳴る。すると体が少し目覚め、いびきが収まるという仕組み。寝ている人を揺するといびきがおさまるのと同じ理屈。しかしこの機能を使うと、しょっちゅう目を覚まされることになり、結果的に睡眠時間が短くなってしまったので、今はオフにしている。

明晰夢機能は、レム睡眠状態を検知した時に英語の音声メッセージを流す。エコーがかかっており、ちょっと不気味だ。夏くらいにこの機能を知らずにオンにしていた。明け方に謎のメッセージが聞こえるということが続き、向かいのマンションに住むアル中らしき男の仕業かと考えていた。明晰夢機能のことを知ってから、すぐオフにした。

そういえば夏くらいから、アル中男の声を聞かなくなった。何を言っているかわからないが、同じ文句を延々と繰り返していた。物売りのような声だった。4月はひと月仕事を休んだので家にいることが多かったが、男の声は昼間によく聞こえていた。同じ頃、隣のアパートの二階があいた。去年の春にカップルが引っ越してきて、初めのうちはなにかと騒がしかったが、秋くらいからおとなしくなり、今年に入ってからは電気がつくことが少なくなっていた。きっと別れたんだろう。

暖かかったのでコートをお預け。9時前から仕事。来週、やるべきことがひとつあって、その準備。とはいっても、それほど作業量は多くない。

昼、小伝馬町へ。「華」という中華料理屋で坦々麺とチャーハンのセット食べる。路地にある狭い店。向かいには人形町系の「大勝軒」がある。食べ終わると汗。店のおばちゃんから「熱かった?」と聞かれる。いつから辛いものや熱いものを食べると汗がたくさん出るようになったのだろう。飯田橋で働いていた頃だろうか。そもそも辛いものは好で昔からよく食べていたが、ここ数年は普通のカップヌードルを食べても汗をかく。顔よりも頭皮からが多い。

ネットで「味覚性多汗症」という症状を見つけた。結局は精神的なものらしく、具体的な解決策は載っていなかった。要するに自律神経がおかしくなっているからということだが、どうも納得いかない。

午後、仕事の傍ら、調べ物をしたり勉強したりする。定時に上がり、オーケーストアで買い物。昨日ステーキを焼いた時、焼き時間について思うところがあり、また肉を買った。今度はサーロイン。

帰宅し、肉が常温に戻ってから、焼く。3分ではなく4分焼く。焼き終わってから、フライパンに蓋をした状態で休ませてみた。が、時間が原因かそれとも蓋が原因か、しっかりウェルダンになっていた。