健康な肉体に宿る病める精神

 4月が走っている。
 猛スピードで。
 このままのペースが続くと、5月の急カーブを曲がりきれなくなったりしないか?
 もし曲がりきれなかったら、6月の直線コースはどうなるのだ?
 それより、曲がりきれなかった時にぶつかるのは何月だ?
 8月か?

 朝からテンションが低く、将来の見通しやその他色んなことがすべて悲観的に思えてしまった。
 体は健康なのに心がブルー。
 そして腸内洗浄効果で食欲は増大するばかり。
 食費がかさむ。
 いいことが一つもない。

 思うに健康な肉体というハードを手に入れることは目的でもなんでもないのだな。
 手に入れた肉体で何をするかが大切なのだな。
 でないとガレージに保管するだけのためにスポーツカーを買いあさる大富豪の矛盾を抱えてしまう。

 昼、鶴マミからメール。
 なんと、決まりかけていた物件がダメになったらしい。
 すぐ励ましメールを返信する。

 夕方、上高田で稽古。
 「夏の子プロ」の通しをする。
 昨日に比べて妙にまったりとした出来だった。
 台詞が入りきっていないためだろう。

 鶴マミが遅れて到着。
 「その物件はもう入居者が決まってたって言われたんですよ」
 さすがに元気とはいえない様子だった。
 が、気を取り直して「粗忽」の稽古。
 エチュード部分はとばして形作りに専念する。

 不思議なもので昼間はブルーだったのに稽古をする時は一定のテンションがキープできる。
 そして稽古が終わってうちに帰ると再びブルーな自分に戻っている。
 健康な肉体を持て余したまま。

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