時計を持たない生活を続けている者にとって、携帯電話やPHSの示す時間はとても貴重である。
そんな何気ない1月7日、俺のPHSの時計が止まってしまった。
0時0分をさしたままなのだ。
どういうことだ?
どういうわけか表示機能だけが止まってしまったらしく、内部では律儀なリズムを刻んでいるようなのだ。
その証拠に日付だけはきちんと変わっている。
1分1秒をも無駄にできないこの世知辛い現代社会で、時刻を知るすべを失った俺はまさしく放浪者だ。
自分時間の谷間に挟まったまま、うつろな目をして放浪するしかない。
そんな朝、ノブくんからのメールで起きた。
ペンキ塗りとパネル運びその他の作業があったのに、思い切り寝坊したのである。
「すぐ行きます」
とメールをし、D2へ。
昼過ぎからペンキ塗りを始める。
家城くんが手伝ってくれた。
夕方、音響の作業をするためにいったん家に戻る。
途中、商店街にて久保田くんと会う。
「ズブロッカを買いました!」
と力強くのたまい、彼は稽古場へと向かっていった。
音響作業と台本コピーをしてから南中野へ。
音響オペをやってくれる鈴木さんが見に来た。
簡単な説明だけしてから、いきなり通し稽古。
「虻一万匹」と「ロミオとジュリエットみたいな」
「虻」の通しはたぶん4回目くらいだが、テンポ的には一番良かった。
ただ、この芝居は細部にこだわると際限がないのだ。
ほどほどのレベル設定に苦労する。
「ロミオ」はやはり中盤が面白い。
リラックスして楽しめる芝居だ。
稽古後、電話でオギノ君と打ち合わせ。
11時半帰宅。
そして音響作業の続きをやる。
主に選曲。
さて、明日は来るか?
コメント