冷蔵庫老朽化

 朝っぱらからどうも気分が悪かった。風邪というわけではなさそうだが、鳩尾のあたりに鈍い痛みがあり、立つと頭がクラクラする。
 熱を測ってみると37度丁度。微妙なところだ。

 山芋が食べたかったので買いに行く。
 ついでに納豆、オクラ、めかぶも買う。
 山芋をすり下ろし、納豆を挽き割りにし、オクラを刻み、卵黄とめかぶを加え、醤油を垂らして混ぜ合わせる。
 炊きたてのご飯の上にのっけて食った。
 ネバネバ好きには堪えられない。

 夕食はそれで済んだのだが、トンカツとコロッケの余り物が150円で売っていたので買ってしまった。
 そして、一昨日買っておいた鶏肉は、醤油と日本酒と長ネギとニンニクとショウガで煮てしまった。
 こうなると明日の朝飯はカツ丼に決まり、それ以降は鶏肉の煮たやつを使って何か作ることになるだろう。

 冷蔵庫の寿命はどれくらいあるのだろう。
 うちの冷蔵庫は11年前の夏、国分寺の質屋で買ったものだ。
 15000円くらいだったと思う。
 こいつが最近どうもいけない。
 冷蔵室に入れたものをたちどころに凍らせてしまう。
 野菜などを一晩入れておくとしゃりしゃりになっていたりするから実に厄介だ。
 それから冷凍室の霜が凄い。
 真冬の新潟県十日町市みたいだ。
 というわけで新しい冷蔵庫が欲しい。

 欲しいものはいつだってなくならないものだ。
 ため息が出る。

 内田百?「ものづくし」読了。
 食い物に関するエッセイがどれもこれも面白かった。
 「ギョーザ大作戦」とは違ったアプローチで、なにか食い物を題材にした芝居が出来ないだろうか。
 もっと枯れた感じの。
 食い物以外がメインテーマで。
 でも食い物が沢山出てきて、どれもこれもうまそうに見えるような芝居。