妹萌え?

 図書館で本を何冊か借りた。
 最近はお金の本を借りるようにしている。
 借りるときに一番注意するのは、初版発行の年月日だ。
 <経済学>の本ならばそれほど気にする必要はないのだろうが、お金の本となるとやはり情報が新しいほど良いと思っている。
 たとえば1995年発行の本を借りても、それは9年前の知識となってしまう。
 だから最低でも2000年以降に発行されたものを借りている。

 これはコンピューター関連の本を借りるときも同様だろう。
 ソフト名が明記された本ならば大丈夫かもしれないが、ホームページ作成の本などは発行年月日によっては使い物にならなかったりする。
 「ISDNがおすすめです」
 とか書かれていたりする。

 古本屋でもコンピューター関連の書籍はあっという間に価値がなくなってしまうらしい。
 どこかの古本屋で、本を売りに来た客に店主が、
 「ごめんね、コンピュータの本は値段つけられないんだよ」
 と言ってるのを聞いたことがある。
 確かにその通りだろう。
 しかし15年前くらいの本ならば、実用性を無視して読んでみたいものだ。
 以前、電車に乗っても読む本がなく、駅の本棚に置いてあった<一太郎5>の本を持っていった時は、今では全く役に立たない内容であるにも関わらず、大変楽しく読むことが出来た。
 パソコン史の資料として読めるからだろう。

 <妹萌え>の話を聞いた。
 同好の士が集まるイベントがあるらしい。
 全員で、
 「イチ・ニ・サン・妹!」
 と叫び、妹コスプレの女の子に群がり、バシバシ写真を撮るのだそうな。

 妹萌えのパターンを大雑把にあげるとこんな感じだ。
 ・幼い頃に別れ、可愛く成長してから再会(留学、離れて暮らすなど)
 ・妹は兄のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ
 ・彼氏は、いてもいい
 ・でもお兄ちゃんの方が実は好き
 ・血のつながりがないと、さらにまた良い

 女の子としては、妹コスプレをする立場になった場合、あっという間にプチアイドルになれる。
 <アイドル願望>と<妹萌え>の需要と供給が合致するケースもあるらしい。
 ある意味、健康的なのかもしれない。

 夕方、中野鍋横へ。
 松島くんが今度撮る映画のリハーサル用に、マグネシウムリボンで稽古場を借りておいたのだ。
 カメラや音声、助監督やその他スタッフさんが来ていた。
 7時までリハーサルをした。
 知らない分野の人々が交わす言葉には、拾える言葉がたくさんある。
 一般人が使わない用語などが非常に新鮮だった。

 夜8時半帰宅。
 小松菜、にんじん、大根など、野菜を沢山入れたうどんを食べる。
 わかめの酢の物も食べる。
 こうした食べ物が最近足りていない。