ライブドアと楽天で争われていた新規参入プロ野球球団だが、昨日楽天に決まった。
世間の希望はライブドアで予想は楽天だったから順当といえるだろう。
先週の週刊文春で、ライブドアの堀江社長が阿川佐和子と対談している。
阿川さんが具体的な業務について質問すると、
「そういうのにいちいち答えていたらやってられません」
と答えていた。
秘密にするというより、いまだ黎明期にあるといえるネットビジネスの最先端にいる者として、一般の人にもわかるような言葉を体系化できていないのだろう。
テレビのニュースでレポーターに質問された時も堀江さんはつっけんどんな態度を示していた。
年配の方が見れば傲慢と受け取るのではないかと思った。
実際のところ堀江さんはそれほどショックを受けてはいないと思う。
「今回の件ではプロ野球再編の動きも出てきたし、うちの会社の名前も沢山の人に知られたし、株価も上がるし、いいことずくめじゃないですか」
レポーターにそう話していた。
その通りだと思う。
ビジネス書コーナーには<プラス思考>を書いた本が必ず一冊か二冊置いてある。
堀江社長の言動や行動パターンは、<ビジネス書のプラス思考>だと思う。
「何々は不安に思わないか」
などの質問に対してイライラした調子で答えるのは、質問そのものではなくその底にあるマイナス思考が不快なのだろう。
懸念に思うのは、やりたいことが多過ぎて前しか見えない社長のフォローができる同格の経営者がいないことだ。
文春連載の「阿川佐和子のこの人に会いたい」は人気コーナーであり、読者にはIT企業のビジネスになじみの薄い人々も沢山いるはずだ。
<株主にはきちんと説明する>という業務内容をわかりやすくして話せば、結果的にライブドアという会社の業務内容とシステムについて多くの人を啓蒙できたのに。
もったいない。
たとえばスタジオジブリの鈴木プロデューサーのような人がいないと、先に進みすぎた経営者は孤立すると思う。
堀江さんのやり方を全面的に肯定するわけではないが、こうした若い経営者が挫折しては若い世代にとってまずいと思うのだ。
プロ野球オーナーの面々にとっては、おそらく楽天の業務内容の方がわかりやすかったことだろう。
「おたく、インターネットで買い物できるんでしょ」
みたいな。
もちろん楽天はそれ以外の業務にも携わっている。
ビジネス展開としてはライブドアと多くの部分で重なっている。
ライバル同士だ。
実家で休日を迎える。
久しぶりのことだ。
4月以来かもしれない。
昼過ぎ、冷蔵庫にあった<毛蟹ラーメン>を食べる。
麺に毛蟹のエキスが練り込まれ、スープの出汁も蟹からとっているやつ。
いかにもウマそうだが、食べてみるとたいしたことなかった。
ラーメンっぽくない。
いっそ<毛蟹そば>と名付けた方がおいしく感じるのではないか?
2時過ぎに外出。
松島君映画のため1切れなかった髪を大いばりで切りに行く。
古本屋で立ち読みをし、リサイクルセンターで冷蔵庫などを見る。
急に餃子が食べたくなったので、豚挽肉100グラムと餃子の皮24枚を買った。
実家に戻りオリジナル餃子作り。
キャベツ4分の1を細かく切り、軽く塩ゆでしてざるにあげておく。
長ネギを1本、白いところだけ刻んでおく。
豚挽肉は量の1パーセントほどの塩と少量の胡椒振り、1分ほど手でこねる。
こねた挽肉にゆでたキャベツを加えて混ぜる。
そこに刻んだ長ネギを加えて混ぜる。
最後にかつお節を10グラムほど加えて混ぜる。
中身のできあがり。
あとはひたすら皮に包むだけ。
ごま油をしいたフライパンを熱し、16個ほど並べ4分ほど蒸し焼きにする。
水が飛んでから少し焦げ目をつけてできあがり。
お酢やラー油はいらない。
そのままか、ほんの少しの醤油で食べるとウマい。
にら、にんにんくを使わず、挽肉よりキャベツの方が多いので、口当たりが軽くいくらでも食べられる。
はずしてはならないのはかつお節と長ネギ。
特に長ネギがないと話にならない。
かつお節がない場合は、だし調味料で間に合わせても何とかなる。
場合によっては中華味とか鶏ガラスープとかオイスターソースでもいい。
でもネギは絶対に入れないとおいしくない。
オレ流餃子。
夜の9時、久しぶりにランニングと筋トレ。
300メートルほど走ったら、肺が焼けるようにひりひりした。
なんてこった。息が切れやがった。
ペースをゆっくりにし、トレーニングというよりはリハビリという速度で荒川沿いの道を走る。
2キロほど走ってようやく体が慣れた。
親水公園そばの公園で筋トレ。
腹筋と背筋を50回2セット。
これはなんとかできた。
ところが腕立て伏せが20回2セットしかできなかった。
そういえば心なしか最近、大胸筋が薄くなっているような気がする。
筋肉が脂肪になって、さらにその脂肪が燃えてしまったような薄さだ。
<胸がだんだん小さくなる病>にかかった女の人が感じるのに近いあせりを覚える。
年末までに腕立て100回に回復すべし。