去年撮った自主映画の試写会

 マグの制作会議をした。
 公演時期と、劇場、予算の話をする。
 いつになく慎重な立ちあがり。
 
 というノリからは離れている。

 単純に面白い話とはどういうものなのか、思うところが色々ある。
 公演用のあらすじを書いてから、制作開始だ。

 今書いている台本は、マグネシウムで上演はしないかもしれない。
 それとこれとは関係なく書いている。

 上演するしないに関わらず、今年は沢山書きたい。

 話し合い後、山崎は体調不良のため帰宅。
 残った健ちゃんと二人でしばらく雑談し、昨年出た松島君の映画の試写会に行く。

 岡島博徳さんとロビーで会う。
 岡島さんが1月に上演した芝居の話を少しする。
 「初めて作・演出やったけど、あれは面白いね。次回どうなるかわかんないけど、気がつくとネタ考えてるよ」
 と岡島さん。
 次回作のネタとして、出会い系サイトのあれこれみたいな話に興味があるとのことだった。

 7時過ぎから上映。
 スクリーンで見る自分の人相がとても悪かった。
 編集はとてもちゃんとしていた。

 上映後、健ちゃんがロビーで落ち込んでいた。
 あるシーンで、自分の顔が歪んでいたらしい。
 「おれ、あんな顔してたんだ…まずいよあれは…」

 その後、天狗で打ち上げ。
 スタッフの方と映画の話を沢山する。

 助監督の浜本さんが印象的なことを言っていた。
 「芝居は入場料だけじゃ食えないっていうじゃん? でもさ、自主映画は500円しか取れないわけよ。それでキャパ50くらいのとこを7万で借りると、絶対に元がとれないわけよ。芝居は2000円取れるじゃん?」

 12時半帰宅。

 黒澤明『どん底』久しぶりに見る。
 馬鹿囃子のシーンを見て、渡辺篤のリズム感が際立って良いことに気づいた。
 リズムの取り方が他の人と違っている。
 この人がいなければ、弾むようなあの感じは出なかったと思う。

 赤瀬川源平『老いてはカメラに従え』読了。
 人はカメラが好きな生き物である。
 カメラを手に入れたら写真が撮りたくなる。
 冒頭にそんな感じのことが書いてあった。
 はじめに、カメラありきというわけだ。

 そういえば試写会の時に岡島さんとカメラの話をした時、お互いにペンタックスMEスーパーの所有者だったことがわかった。
 MEスーパー所有者の知人に会うのは、生まれて初めてのことだった。