ピリオド

 9月からやってきた稽古も本日が最終日である。
 昼から大塚にて。

 長谷部-渡辺シーンは、今週1週間でかなり大きく変化した。
 二つのシーンで、関係の終わりがあらわされているのだが、感情の揺れ、成り立ち、意図などが、丁寧に表現されるようになった。
 台詞以上のことを、見つめ合う間や息づかいが語っている。
 だが、扱われている感情がとてもデリケートなものだけに、役者のコンディションに影響を受けやすいシーンだ。
 シーンそのものを稽古するより、やる前の心構えに気を遣う方が重要かもしれない。
 そして、シーンに慣れることに立ち向かわないといけない。

 夕方から通しをする。
 最後の通し。
 門さんも見に来た。
 門さんは稽古場に顔を出すことが多い人らしいが、今回の稽古期間中は忙しかったらしく、今日が2回目だった。

 通し後、男性陣は荷物積み込みのため、細井さんの運転で一足先に稽古場を後にする。
 残った女優陣と猪口さんで、最後の稽古をする。
 細かいところの直しが、思ったよりも長くかかった。

 11時帰宅。