昨日、高倉健のドキュメンタリー番組を見た。
映画『単騎、千里を走る』の中国ロケドキュメントだ。
『遥かなる山の呼び声』のワンシーンが流れ、当時50代だった健さんの筋骨隆々たる肉体に感嘆した。
50代であの体はすごいと思う。
ロケでの健さんは背筋を伸ばして立ち、共演者やスタッフに静かな視線をむけ、たたずんだり会話したりしていた。
その顔と声はさすがに老けたが、70代半ばとはとても思えない。
そして、異国の風景での佇まいが絵になる。
健さんを見てうっとりして寝たため、寝起きの肌がツヤツヤしていた。
何かいいことありそうな予感。
それはそれとして、台本書きと印刷を済ませた。
コピー1枚10円として、40枚印刷すれば400円。
6人で2400円する。
プリンタで印刷した方がよほど安上がりだということにいまさら気づいた。
自分の家でやったとしても、コピーよりは安いだろう。
夕方、自転車で南中野へ。
入口でマミちゃんに会う。同じ区民の自転車同士だ。
1年3ヶ月ぶりのマグ稽古だが、一昨日までパーマ企画公演に携わっていたため、稽古場に行くということそのものへの違和感はない。
今回客演してくれることになった太田君は、一昨年ワークショップで知り合った。
ギリギリエリンギという劇団の長で、元高校球児で、背が高い。
しばらくぶりに合ったが、少し痩せ、大人びた感じになっていた。
松本健が7時近くに到着。
五反田での新しい仕事につき、前の仕事からの離職期間はごく短く済んだらしい。めでたいことだ。
山崎は受付の手伝いで吹きっさらしに立ち、冷たい風を浴びたため風邪をひきかけて苦しそうだった。
読み合わせをする。
パーマ企画の役者が12人いたため、その半数以下の稽古場はとても静かに感じられた。
読み合わせのあと、大体の舞台設定を伝えてから立ち稽古をした。
立ち方や動き方などの研究をし、9時過ぎに稽古を締める。
稽古後、南中野の居酒屋でささやかに飲む。
太田君から色々な話を聞く。
聞きながら、
(この2年間にそういうことがあったんだ)
と感慨を覚える。
気がつくと11時半を過ぎていた。
健ちゃん、太田君と別れ、帰り道環七のドンキホーテへ。
小さいハロゲンヒーターを購入。
パソコン作業の時、足元を暖めるのに使えそうだ。
1時過ぎ帰宅。
ハロゲンヒーターの置き方に苦慮し、結局斜め後ろからふくらはぎを照らすようにした。
暖かいといえば暖かいが、物足りないといえば物足りない。
300Wだから、まあこんなもんだろう。