雑事とは生きること

 今月は台本の内容を考えることが呼び水となって、脳内の妄想回路を使うことが多かった。
 そのため日常ではしばし、自分を主人公にした妄想に沈むことで、諸雑事がおろそかになった。
 たとえば食事を作らなかったり。
 逆に不自然な時間に突然食事を作ったり。
 掃除や洗濯などを途中でやめたりなど。

 生活の雑事にどう対処しているかによって、精神の健康をはかることができる。
 日記に食べたものについて細かく書くのは、その日の自分の状態を記していることになっているのだ。

 妄想は台本書きの助けになるけど、雑事をこなす助けにはならない。
 むしろ阻害することの方が多い。
 下手すると妄想が呼び出した仮想的の発言で、気分がどんよりする。

 昨日、ノートパソコンのメモリが届いた。
 これでトータル512MB。
 体感速度はかなり向上した。
 やはりウィンドウズXP使用時は、256MBのメモリだけでは厳しい。
 ハードディスクの仮想メモリへのアクセスがどうしても多くなり、動作は遅くなるし電池も食う。

 風が強い一日だった。
 すきま風の原因を探す。
 窓の下辺から吹き込んでくることがわかった。
 即席の対策として、タオルを濡らして挟んでみた。
 少しはマシになったが、それでもかすかに風が吹き込んでくる。
 風というより冷気か。
 隙間テープを使うとしたら、多めに買った方が良さそうだ。

 昨日から暖房復活。
 4月も間近だというのに、冬の寒さが帰ってきた。
 もう10度を下回ることがないと思ってジョギングを再開したのに、こう寒くちゃ走れない。

 夜、うちにあるものだけで夕食を作る。
 芋の煮っ転がし、餃子、ワカメと海苔のみそ汁。

 台本、主人公のラジ男の設定を少し変える。
 大人ではなく、白痴でもないというふうにした。
 それから、町の人がラジ男をどう受け入れるかの問題。
 これも謎にするのではなく、自然に受け入れていた方が良い。
 その町では時々、大人になり忘れる少年がいる。
 そういう世界観にする。