憧れの第三舞台

 昼、マクドナルドで台本書き。
 今回は割とすいすい書いている方だと思う。

 毎日雨ばかり降っている。
 梅雨でもないのに毎日こんな感じでは、梅雨入りしたらどうなるのか。

 かぶが100円で売っていたので、葉っぱはみそ汁に、実は甘酢漬けにする。
 夜はスタミナ丼を作って食べる。
 台本書きのスタミナをつけようと思ったのだが、眠くなるだけだった。

 第三舞台『朝日のような夕日をつれて’91』の映像を見る。
 DVD化されたもの。
 ひたすら懐かしい。

 15年前のこの芝居を、紀伊國屋ホールで見ている。
 たしか、後輩に頼んで当日券を手に入れたと記憶している。
 終演後、エレベーターに向かって鴻上さんが颯爽と歩いていくのを見た。

 当時の第三舞台の役者達は、動きの切れが抜群によい。
 今、役者がこれほど激しく動き、これほど台詞を早口で喋る劇団は、存在しないだろう。
 当時は、
 (かっこいいなあ…)
 と、ひたすらあこがれる視線で芝居を見ていた。
 今回見直して、その時の気持ちを思いだした。
 この芝居は、今見てもかっこいい。

 芝居をはじめた頃、無茶な身体トレーニングを自分たちに課していたのは、当時の演劇界の最前線に第三舞台や夢の遊眠社がいたからだと思う。
 芝居をやるからには、とにかく動けなければならない。
 あたりまえのようにそう思っていた。
 動かなくても芝居は出来る。
 後に出てきたその考え方の方が、むしろ画期的に思えた。
 (え? じゃあ腹筋200回とかしなくていいの?)
 みたいな。