巨人を応援する心理

朝、昨日の残りのカレーを食べる。
その後寝室のビデオデッキのタイマーを直す。
設定を終え、着替えて外へ。
時計を忘れる。

この時計、先週実家に帰った時にもらったものだ。
なにかの贈答品らしい。
「俺は(そういうの)しないから、お前にやる」
と父親に言われたので、数日してみた。
しかし、腕時計をしない生活を15年以上送っていると、<腕にそれがある>という感覚にとてつもない違和感を覚える。

だから、出かける時も腕時計を必需品として認識せず、忘れがちになる。

むしろ、ガキの頃の方が腕時計をよくしていなかったか?

昼、郵便局へ行き、振り込みをする。
郵便貯金でその手続きをするのが、なんと生まれて初めてのことだった。
しかし、大抵のことは丁寧に質問すれば教えてくれるのだということを、大人の私は知っている。
だから丁寧に窓口の女性に質問し、丁寧な説明をしてもらった。
お礼に丁寧な字で用紙に記入したが、彼女はわかってくれただろうか。

夕方、またも「天天」へ。
ピリ辛丼とワンタンのセットを頼む。
ピリ辛丼のボリュームが多いのは予想の範囲内であったが、5つ入ったワンタンのそれぞれに具がぎっしりつまっているのには驚いた。
しかも、味が普通なのだ。
もちろん、まずくはない。
その辺が、泣かせるじゃありませんか。

TUTAYAにて『夜王』DVDを借りる。
7時半帰宅。

9時半ジョギング。8K。
電波研究所コースの途中にあるセブンイレブンまで往復。

帰宅後、着替えやタオル片手に銭湯へ。
サウナで水分放出。

帰り道歩きながら、風邪がほぼ治ったのを感じた。

帰宅後、巨人中日戦のニュースを調べる。
1勝1敗で迎えた首位決戦三戦目は、やはり白熱した展開だったようだ。
4点先取された巨人が、粘って追いつき、最後に勝つという展開。
巨人がそういう戦いをするのは珍しい。
優勝する時はいつも、先手をとっての圧勝だった。
長島時代も藤田時代もだ。

2002年以来優勝から遠ざかっている巨人。
思えば2002年は、終わってみれば独走での優勝だった。

その後阪神と中日が強くなった。
今や3強時代だ。
だからこそ、今日のような接戦をものにして優勝することに、尊い価値がある。
1977年、81年、83年、87年、89年、90年、94年、96年、2000年、2002年。
物心ついてから見てきた巨人の優勝は、計10回。
今年のように3チームが激しく首位を争う展開での優勝は一度もない。

今年は、巨人が優勝して、いいと思う。
今日の試合展開を見て、思った。
選手達の顔がすごく良かった。
目が尋常じゃなかった。
「食ってやる!」
っていう目をしていた。
いいじゃないの。やるじゃないの。
王選手の引退以来アンチ巨人だった俺なのに、応援しちゃうじゃないの。

阪神は、なんと7連敗である。
夏場のすさまじい追い上げ。
そして中日・巨人と続く直接対決。
一度は首位にも立った。
だが、さすがに選手達の神経は限界に達していたのかもしれない。
優勝どころかAクラスも危うい状況から、優勝戦線に堂々と食い込んだ夏場以降の戦いは、賞賛されるべきである。
だが、今年はもう、さすがにダメだ。
優勝は消えてしまった。
クライマックスシリーズで連勝すれば、日本シリーズ出場の可能性はある。
だが、今年のように熱いペナントレースに、クライマックスシリーズという制度は蛇足だ。

中日も、あきれるほど強くなった。
2004年から毎年必ず優勝戦線に絡んでいる。
落合監督のにやにや顔のふてぶてしさ。
プロレスにおける、ヒールの魅力たっぷりだ。

さて、クライマックスシリーズは、どうなることか。
テレビでやってくれるのか。