意図的な無為

朝、富士ガーデンの朝市へ。
久しぶりに中巻を買う。
朝市に来る度に海苔の香りにやられる。
今朝は素直に降参するつもりで行ったというわけ。

竹の子と蕗の煮物をつくる。
竹の子は圧力鍋でゆでた。
小さかったけれども、自分でゆでた竹の子は、パックのものと比べて味が格段に違う。

昼過ぎに中巻と竹の子を食べる。

図書館に行く用事はなく、連絡待ちという用事以外に用事はなかった。
窓を開けても寒くない季節になった。
畳に横になり、だらだらするということを意識的に行った。
何もせずにだらだらする。
本も読まず、音楽も聞かず。
そういう時間を嬉しく思うようになった。

皮肉なことに、そういう時間が一番沢山あったのは、17歳の時だった。
「17歳でこの状態は辛いよ」
と17歳の自分はリアルタイムで思っていた。

当時の夢。
<休日に予定がある生活がしてみたい>

夢がめいっぱい叶ったのは、演劇を始めて、休日は稽古のため返上するのが当たり前になった時だ。
しばらくは嬉しかった。
その嬉しさは随分長く続いた。

コーヒーを入れてクッキーを食べる。
横になって目をつむり、瞼の裏で青い空を感じる。
晴れているようだ。

夜、刺身とレンコン蒸しを食べる。
レンコン蒸しは初めて作った。
すり下ろしたレンコンと挽き肉とネギをボールごと蒸し、お皿にあけたもの。
食材としてのレンコンに興味がわく。

ジョギング10K。
途中、少しだけ胃が重くなったが、いつものような胸焼けにはならなかった。
ヨーグルトを毎日食べているおかげだろう。

走りながらiPodで音楽を聴く習慣はもはや定番となっているが、ここひと月はPerfumeしか聞いていない。
代々木体育館のライブチケットは入手できず。
次のライブは絶対に行かねばと思い、少しでもチケット獲得率をあげるためにファンクラブに入った。
気分は、
「さあ来い!」

ニューアルバムが一刻も早く聴きたい。
切ないほどそう思う。