稽古初日

朝、仕事にて。
6月に稼働が始まるAccessDBの管理を、6月以降引き継ぐことになった。
雰囲気から、自分がそうなるのではないかという予感はあったが、正式に打診されたのは今日が初めて。
引き継ぎ後の仕事内容は機能追加などらしい。
前任の方はフロアを移動するのかと思っていたが、隣の列に移動するだけらしい。
(なのになぜ俺が引き継ぐ必要があるのだ?)
とは当然思ったが、さまざまな経緯を何となく知っている。
S氏はこちらに言いづらそうにしていた。
だが、ここはしっかりと言って欲しいと思う。
ちゃんと言われればこちらも、事情を斟酌する心づもりはあるというものだ。

というわけで朝からあまり良くないテンションで過ごす。
ともすれば疑心暗鬼に駆られる。

そして本日稽古初日。
井荻から歩いて稽古場へ。
こず江さん、森さん、安見君、柳瀬君、岩ちゃん参加。
渡してあった冒頭シーンを地味に作る。
そこがどういう場所で、最初のシーンの前に登場人物達は何をしていたのか?
地道にそういうところから作り始めた。
当然エチュードをすることになるが、見せるためのものではなく、
(俺はどういう人間なんだろう?)
ということを、おのおのが考えるためのものである。

それから、出演者に共通の、場のイメージを作る目的もある。
そこがどういう場所なのか?
(なぜ俺はここにいるのか?)
などなど。

今週はこうした<地ならし>稽古が続くだろう。

9時稽古終了。
バスで帰るつもりだったが、バス停を探すうちに青梅街道に出てしまった。
そこからならいっそ歩いてしまおうと思ったが、結局トータルで50分近く歩いてしまった。
今日の稽古場はいつもジョギングで通り過ぎる場所にあったので、ついつい近いところにあると錯覚してしまった。
歩くと遠い。
荷物があるし、スーツだから走れない。
走るよりもよほど疲れて帰宅。
インスタントラーメンを夕食に食べる。

そんな稽古初日だった。