一人打ち上げ

昼過ぎまで熟睡していた。
部屋の中が薄暗かった。
外は曇っている。
梅雨の揺り戻しのようだった。

ラーメン大に行き、野菜増しを食べる。

その後、干物のように固くなった首筋と両肩をほぐすため、整体に行く。
1時間コースを頼む。

稽古中普通にトレーニング出来ていたら、これほどひどい凝りに悩まされることはなかったろうなあと思う。
そういえば4月半ば以降走っていない。
来年のマラソンに向け、徐々に体を絞っていかないと。

揉まれながらそんなことを思う。

整体の帰りに買い物。
カティーサーク、スモークサーモン、オイルサーディン、カニ缶を買う。
プリン体が多そうなものばかり。

夕方、シャワーを浴びてから、カティーサークをちびちび飲む。
タマネギをスライスし、スモークサーモンと一緒に食べた。
カニ缶にはタバスコをたっぷりかけて食べた。

『パティ・ボイド自伝』読み始める。
いわずと知れたジョージ・ハリスンの前妻。
ジョージの元を飛び出し、エリック・クラプトンと一緒になった。
ロック界で最も有名な三角関係だ。

パティ・ボイドそのものに興味があるのではなく、パティを通して見るジョージやエリックの姿に興味があった。
堅物ジョージと、破天荒エリックの対比が面白い。
ジョージと一緒にいたら、自分が自分を駄目にしていき、エリックと一緒にいたら、エリックが自分を駄目にしていく。
どちらにせよ、宿命的な下降指向だなあと、読んでいて思った。

60年代のパティの写真がいくつかあり、大変可愛かった。
妹ジェニーと一緒に口紅を塗っている有名な写真もあった。
あの写真のポスターがあったら欲しいもんだ。