台本を渡す

朝、炊き込みご飯。
昼は炊き込みご飯を持っていき、おかずのみ弁当を頼む。

夕方、高田馬場へ。
山口圭三くんと待ち合わせ。

彼は6月に自分の所属する劇団で演出する芝居の台本を探している。
その候補としていくつか貸す約束をした。
新しく書くのは手間だが、過去の公演台本を貸すのはかえって面白いだろうと思ったのだ。
『俺のつむじ風』をリライトしているのは、そのまま渡すのはいくら何でも恥ずかしいと思ったからだ。

駅を出てすぐ左にあるビルの4階に居酒屋があった。
先に入る。
エレベーターに乗った瞬間、強烈な既視感に襲われた。
二十代の頃に5年半働いていた居酒屋はそのビルの5階にあったのだ。
エレベーターに乗った瞬間、時間が十数年さかのぼり、まるでこれからバイトをしに行くような気分になった。
5階のボタンを押せば、まだその店があるかのように。
もちろん今はもうない。
10年前に閉店したらしい。

店に入り、先にビールを飲む。
やがて山口君が到着。
酒を飲みながら、つもる話を色々聞く。
2年前に再会してから、いつか飲もうと言っていたのだが、ようやく実現したわけだ。

持ってきた台本を渡す。
「こんなに?」
と驚かれる。
二十代に書いたものばかりなので恥ずかしいが、一番マシなものを選んでくれと言う。
「そのままじゃ俺も恥ずかしいので、山口君がいいと思った台本、書き直して渡すから」
そう伝える。
『俺のつむじ風』のリライトは、山口君の返事を待ってから再開することにした。
読んでもらってから、来月会うことに。

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