肥大せぬものに心惹かれる

『ポリリズム』が「カーズ2」に採用されて嬉しいと思う気持ちは、その売れ方が至極まっとうであるからだ。
昨年のドームも、宣伝は驚くほど少なかったと思う。
だが、結果的にチケットはソールドアウトし、客席はぎっしりと埋まっていた。
売れかけている感じが、ビジネスチャンスにされず、微妙なまま維持できているところ。
これを好ましいと思う人は、結構多いのではないだろうか。
1位の曲より、いい曲の方が大事だというきれいごとが、ごく自然に成り立っている感じ。
ミリオンセラーの意味がなくなりつつある昨今において、その輪の中に身を浸らせるのは心地好い。

夜、図書館へ。
いしいしんじ『プラネタリウムのふたご』借りる。

夜中、台本書きをする。
明け方まで粘るが、まったく進まなかった。
こういう徹夜はしんどい。