吸収と放出のバランス、出ること出ないこと

昨日の飲みでは思わぬ話が沢山聞けた。
kくんが「クリエイター論」を語るのは予想外だったが、一日経ってみると、どこか納得がいく。

9時から仕事。
1月4日は平日なのだが、その日に出勤する人がいるのか調べると、自分の周りには誰もいなかった。
「クライアントさんもたぶんその日は休んでますよ」
とTさんに言われ、休日予定表に自分も「休み」と書き込む。
これで9連休が取れる。
無駄にすまい。

夕方、中野坂上へ。
芹川と待ち合わせ。
「魚の平田屋」で飲む。

来年5月のトツゲキ倶楽部公演に出ないかと、芹川に話したのは、10月の最後の日だ。
あれからもうふた月以上経っている。
芹川はその後、トツゲキの勉強会に参加し、主宰の横森さんから興味を持たれているようだ。
「芹川、面白いですねえ」
とメールもいただいた。
芹川がよその劇団に出るのは、たぶん今年の3月以来のことだが、まったく知らないところに出るのは久しぶりじゃないかと思う。
夏に飲んだ時、
「毎日、映画と読書で、人と会わないようにしてましたよ」
と言っていた。

吸収する時間と、放出する時間のバランスは、非常に難しい。
吸収ばかりしていると頭でっかちになるし、放出ばかりしていると「こいつ、バカなんだな」という芝居になってしまう。

芹川はそろそろ、生身の人間と接しまくる方がいいのだと思う。
正しいことが通らない、納得いかない世界と、帳尻を合わるためには、納得いかないということに対して納得することを「体感」することが必要だ。
それには、芝居に出まくるというのもひとつの選択肢だ。
逆に知恵ちゃんは出過ぎだ。
色々なところから誘われるので、出ずっぱりが続いている。
芹川と真逆になればちょうどいいのに。
芝居を「しないでおく」という期間がしばらくない。
その「しないでおく」のがマグの公演だったりしたら、本末転倒だけど。
知り合いがまったくいない、新しいカンパニーの公演に出られるといいのだが。

8時前に山田さん到着。
寿司や牡蠣フライに舌鼓を打っていた。
制作の苦労話聞く。
年末にかけて、本当に忙しかったらしい。
(よくできるなあ)
と思うほど、色々なことがあったようだ。
精神に落ち着きが得られるといいのだけど。

11時過ぎに締める。

帰宅し、着替えて銭湯に行く。
あまりにも寒かったのと、バスタブにお湯を張るのが面倒だった。

12時半過ぎだったが、実はその時間が一番混むのだということを今日知った。
久々に、たくさんの男の裸を視野に入れた。
僕が望むと望まないとに関わらず、それは入ってきた。