稽古のない日は仕事の日

稽古のない日は仕事の日。
頭の切り替えがうまくいくほど、日程に余裕があればいいのだが、そんなことはついぞない。
そして稽古が煮詰まったり忙しかったりする時ほど、仕事も忙しい。

稽古に関しては、煮詰まるにはまだ早い。
何しろ始まってまだ二回だ。
自分が勝手に2週間くらい未来の状態になっており、時間がないないと焦っているだけかもしれない。

焦りまで共有したくはない。

ここらあたりは難しい問題で、
「一人で抱え込むのをやめなさい」
みたいなことを過去何度も言われた記憶はあるが、焦りを抱え込むという点においては、どうしようもない。
性癖というべきなのか、苦労性というべきなのか。

ただ、楽観的に構えてうまくいった試しはないので、常に悲観的に、最悪のことしか起きないと思っていた方が、つぶしは効く。
以前、稽古が終わった時に、
「自転車で通っている人へ。必ず事故を起こします。だから、気をつけてください」
みたいなことを言った記憶もある。

ひどい言いぐさとはわかっているけど、事故が起こると予言して、予言が外れた方がましだ。
過信して、事故が起きてしまった時の方が、ダメージは大きい。

そんな稽古の色々なことから頭は離れ、仕事のことに夕方まで集中する。
あれを片付けたらこれ。
これを片付けたらそれ。

うまいこと残業時間も1時間を超すことなく終わった。

帰りに荻窪のVELOCEへ。
サンドイッチとコーヒーをつまみ、台本書き。
家に帰るとどうしても気が抜ける瞬間があるので、仕事モードのまま台本書きをした方がいい。
2時間弱作業。

銭湯に寄って帰宅。
銭湯というより、銭湯に付属しているサウナが目当て。
走って汗を流すということが、時間的に出来ないので、サウナで代用しているようなものだ。

11時前帰宅。

村上春樹『若い読者のための短編小説案内』読了。