雨がやみ、気温は午前中にぐんぐん上がった。
ビル向かいのコンビニにお金を下ろしにいくと、横断歩道で中国人女性に話しかけられた。
「暑いね?」
「そうですねえ」
「イヤになっちゃうねー」
「来月の今頃はもっと暑いですよ」
「あら、ははは、その通りだわ、じゃあがんばんなくちゃ」
前向きな人だと思った。
朝はなか卯で木の葉丼を食べた。
何の丼か確かめるために頼んだのだが、油揚げの卵とじ丼だった。
ちょっとがっかりした。
台本、少しだけ書いた。
狭いところに人がぎゅうぎゅうつまっているイメージが、けっこう前からあり、それをどうやって物語にしていくか、ずっと悩んでいる。
世界が滅亡して、カラオケボックスの一室だけが残ったという設定も考えた。
歌は配信され続け、一室の15人は、歌い続けるしかないという話。
「俺たちが歌うのをやめたら、人類は滅亡するんじゃないか」
という。
このアイディアだけじゃ一時間半以上を引っ張ることは難しいなと思った。
でも、世界が滅亡するというモチーフは心に残っている。
人が死ぬということは、その人の視点で言えば世界が滅亡したことになるだろう。
他の見方。
人間はおよそ80年前後だけ、世界をのぞき見させてもらっている。
タイトルは「ウーララ」にほぼ決まりそうだ。
Ooh La La で思い浮かぶのはフェイセズのアルバムだ。
ジャケットが印象深い。