6時起き。
走りに行く。
体が重かった。
1キロほど走ってやっとまともに走れる状態になった。
五日市街道まで行き、環八に近い道を戻り、コンビニで水を買って帰宅。
4キロ弱。
水浴びをしてから少し台本書き。
昨日考えた設定で会話を書いてみる。
夫婦と客の会話。
8時40分から仕事。
梅雨明けはまだ。
台風が近づいている。
最近の暑さはそのせいか。
昼のメンテナンス前にデータベース改修工事。
昼休み中に終わらず。
午後、改修にともなうバグフィックスに追われる。
夕方メンテナンス後までかかる。
20分ほど残業し、火消し終了。
実家へ。
とんかつ食べる。
珍しく母が自ら揚げたらしい。
ヒレ肉で美味だった。
プリンターの調子がおかしいというので調べる。
インクカートリッジを交換してもインク量を認識しない。
ICチップは動作していたので、インクが物理的にプリンタへ送られていないのだろうと推論し、父に伝える。
メーカーサイトを見ると、純正インクを使わないとそういうことがあると書いてあたが、純正インクで起こったのだから、プリンタそのものを交換してもらった方がいい。
部屋に戻り仮眠。
3時間も寝てしまった。
起きると大雨だった。
風呂に入り、上がってから『夢の木坂分岐点』読む。
二十歳の時に初めて読み、ガツンと衝撃を受けた。
当時、内容を理解していたとは言いがたい。
にもかかわらず、面白かった。
夢の世界を浮遊し、与えられた役割を意識的かつ一生懸命に演じると決めれば、夢も現実も変わりないという考え方が衝撃的だった。
心理学の知識や、人の意識の構造を学べば学ぶほど、面白さが増していく。
途中、夢に出てくる侍ややくざとの対話があり、人の意識を階層的に説明しているのが面白い。
主人公がおのれの生をそのようにとらえるきっかけとなった要因のひとつがサイコドラマというセラピー。
これが演劇の即興稽古、つまりエチュードにとても似ており、二十歳の自分にとって天啓のように思えたのだった。
今回の再読は2007年以来。
当時よりもサラリーマン生活がリアルに感じ、そして主人公の年齢に近くなっていることもあり、スポンジに水を吸収するようにすらすら読める。
今までわからなかった部分まで、明快に思える。
いいタイミングの再読だったのだろう。
安保法案が強行採決された。
選挙の結果が出た時点で、負けが確定していたのだから、野党がいくら詰め寄っても、採決は強行される。
覆しようがない。
選挙に行き、自民と公明以外どこでもいいから投票しておくことが、最適な予防策だった。
しかし、たとえば民主党が与党だったとしても、安保法案は強行されていたんじゃないかと思う。
その場合は、自民の議員が強行採決に反対し、声を枯らしていたかもしれない。
間違いなく言えるのは、投票率を上げないとどうしようもないということだ。
無党派層という、票が読めぬ層を作り出さないと、こういうことは繰り返される。
デモで、採決が覆ったことはない。
怖いのは、デモでらちがあかないと知った人々の前に、テロという選択肢が現れることだろう。
そうなったら、もはや民主主義はノーゲームになる。
そもそも今の政治が完成されたシステムだと誰が決めたのだろう。
いまだ過渡期にあると認識することが、初めの一歩ではないだろうか。
60年安保も、その後の学生運動も、結局は政府が勝った。
政府に勝つには、デモじゃダメだ。
もちろんテロも論外だ。
選挙の投票率を劇的に上げ、無党派層を作るというキャンペーンが必要だ。
去年の暮れの衆院選投票率は、50パーセントちょっとだった。
その時点で今回のことは決まっていた。
国民の不満が極限に高まっても、絶対に覆らない。
支持政党が読めない票があと20パーセントあったら、そう簡単にはいかなかったと思う。
入れたくない党以外を、さいころで決めたって良かったくらいだ。
そうなれば、国会にゲリラ議員が送り込まれることになる。
選挙がつまらないのも、演説がつまらないのも、投票率を下げるための与党の戦略だと思ってみればいい。
そうはいくか。
本当は投票していないのに、投票したフリをする人が、相当数いたのだと思う。
投票した証拠の、投票所前での自撮りツイートを流行らせよう。
でも、議員のネットリテラシーの低さは、今の政治システムでは現実の日本社会にそろそろ適応出来なくなることを示しているんじゃないだろうか。
安部は、巨大な何かに踊らされているだけだろう。
日本のためにいいことをしているとさえ、思っているかもしれない。
頭のいい人の書き込みを引用し、現政権への憤りと平和への願いをコメントしSNSにアップしても、採決は覆らない。
議席数が決まった時点で、未来が決まるのが現状だ。
だから、議席数を決める時こそ、大騒ぎしないといけない。
次に負けないために、冷静に、現実的になるしかない。
感情的になった方が負けだ。
ネットには、感情的になった一般人の悲憤慷慨が蔓延している。
落ち着こう。
そして、行かなかった選挙によって、日本は戦争に近づくのだと思おう。
簡単なことだ。選挙なんて。
5分もかからない。
そして帰りに、美味いもんでも食って帰ればいいのだ。