レトロを味わい、味わいを味わい、トマトを味わえずキレる←今ここ

6時に起きると外は雨だったので走らず。
幸せに二度寝して、余り幸せでない感じて7時半に起きた。

外は涼しかった。
雨のせいもあるが、5月の気温だった。

昼、財布を拾った。
持ち主は隣の部署の人だったので、連絡し財布を渡した。

午後、眠くてなんどか落ちた。

夜、池袋へ。
「なみき食堂」というレトロな洋食屋でオムライスを食べる。
1934年オープンらしい。
ということは大橋巨泉と同い年だ。
オムライスは、なんの変哲もないケチャップ味のチキンライスを卵に包んだものだった。
そうそう。そういうのでいいの。オムライスは。
店を出る時、傘立ての傘を持っていこうとしたら、
「それ、俺んだよ」
と、ビールを飲んでるおっちゃんに言われた。
オレのは自分の席に置いていたのだった。
「ごめんねー」
と謝ったら、おっちゃんは笑って、
「いいよいいよ」
と言っていた。
つまり、そういうやりとり含めて、こういう食堂ふうの洋食屋はいい。

7時にスタジオ空洞へ。
味わい堂々公演観劇。
1年7ヶ月ぶり。

目が覚めるとなぜか竜安寺の石庭にいた女教師が、動くと枯山水の砂紋を崩してしまうので、前の日に一緒に飲んだ女に電話して助けを求めるという話だった。
なぜそんなところにいたのかという謎解き要素があったが、謎解きそのものよりも、そういう脚本で三人の女優さんがどういう芝居をするのかが、最大の見所だった。
期待は裏切られず、三者三様の個性を存分に味わう公演だった。
ひたすら、楽しかった。今年見た芝居で、一番楽しかった。
お客さんは男性が多かった。それもナイスミドルばかり。
もち、わたしも含め。
次回公演が未定というのが寂しい。
もう一回見に行こうかしら。

芝居を見終わって気分が高揚してニコニコしながらあるく経験を久しぶりにした。

10時過ぎ帰宅。
窓を開ける。
何か落ちていた。
イヤな予感。
庭に降りると、ネットをかぶせていたトマトが二つもがれ、食い散らかされて、地面に落ちていた。
ネットは破けていた。
カラス対策の、どんとキャットシートは、まるで役に立たなかったようだ。

トマトの残骸を片付ける。
頭に血が上っていた。どうしてくれるか。

風呂に入って気を落ち着けた。
コンビニに行き、発泡酒を買った。
帰りにトマトまわりを調べ、カラスが着地出来るスペースについて考える。
奴らは少し離れたところに降りてから、歩いて近寄るらしい。
そのスペースは確かにあった。

家に帰り、発泡酒を飲んで、明日の予定を立てる。
赤くなったトマトを2個とも食われたので、明日は奴らが来ることはない。
その間に、ナイロン糸で防鳥対策を施そう。
動きづらくなるなんて言ってはいられん。

しかし、今朝はまだ無事だった。
いつ、やられたんだろう。
本音を言えば、仕事も芝居も休んで、カメラを設置して、24時間体制で監視していたい。
トマトがもがれているのを見ると、ほんとに、「だれだー!!」と叫びたくなるくらい悲しい。
西城秀樹の「ローラ!」みたいな言い方で。
https://m.youtube.com/watch?v=9KJSyJkyU8c