朝も昼もシーバス釣り

性懲りもなく朝4時半に起きて旧江戸川へ釣りに行った。

まだ暗かったが、ヘッドライトをつけずに河原に下りた。下流に向かって少し歩く。潮は下げ潮になっていて、生きものの気配はなかった。
エリア10から投げ始める。昨日の朝、感じがつかめたと思ったのに、またキャスティングが下手になっていた。しかし、風は穏やかになっていたので投げやすかった。
明るくなってきてからルアーをチェンジしようとしたら、サスケSF-95がゴロタ石の間にすべって落ちてしまった。回収するのは不可能だった。こういう、ド素人感まる出しのミスを、毎回やっているような気がする。

アイアンバイブに付け替えたりしながらランガンするも、アタリはまったくなかった。6時半頃、雨が降ってきたので引き上げることにした。

朝食にカレーライスを食べた。書き忘れたが、昨日自分が作ったやつだ。昨日は、やや薄いかと思ったのだが、一日経ち味が馴染んで、今朝のカレーは旨かった。

「まんぷく」見る。安藤サクラはいいが、それ以外はツッコみたいところが多かった。音を消して、安藤サクラの顔だけ眺めようかと思った。

11時まで寝た。

起きて、ブログの更新をした。

昼飯にいなり寿司を食べてから、南葛西の「タックルベリー」へ行き、今朝失ったサスケSFの代わりに、サスケSS-95を買った。実家に戻り、支度をしてから、旧江戸川に向かった。

上げ潮で、流れは上流に向かっていた。いつも暗い時間に来ているので気づかなかったが、工事中で立ち入り禁止になっていた東西線陸橋エリアが開放されていたので、そちらへ行ってみることにした。

デイゲームをすること自体、久しぶりというより、ほぼ初めてだった。遠い昔、まだ大学生だった頃にやって以来だ。

ソーランミノー、エリア10、サスケSF、鉄板バイブと順に使った。アタリはまったくなかった。キャスティングは下手くそだし、ポイントの知識もなく、シーバス釣りの経験すらないので、理由をどこに求めたらいいのかわからなかった。
とりあえず、周りに他の釣り人がいないのを幸いに、せめて少しでもキャスティングが上達すればいいと思い、投げやすい鉄板レンジをしばらく投げ続けた。

と、突然、シーバスがバイトした。合わせてリールを少し巻くと、30センチから40センチくらいのシーバスがかかっていた。しかし、すぐにエラ洗いされ、ばれてしまった。
まったく、魚の気配を感じていなかったのに、そういうことがあると、ますます、理由づけということができなくなると思った。

3時から4時にかけて、旧江戸川沿いになる船宿の船が次々と海から戻ってきた。船が通るたびに川面は波が立った。まるで風が強かった一昨日の夜みたいだった。

満潮時刻を過ぎてから、河口に向かって歩いた。
ロッドをテイクバックせず、真上に上げて45度ほど振り下ろすだけでキャスティングしている釣り人がいた。真似してみると、それまで投げた時と同じくらいの距離を飛ばせた。着水音も静かだった。

5時を知らせるチャイムが、浦安市か江戸川区のどちらかから流れた。日は堤防に隠れ、夕陽が浦安側の岸辺をオレンジ色に染めていた。
それから分刻みで暗くなっていった。アタリはなかった。一回だけあったバイトが遠い昔のことのように思えた。しかしそのバイトがあったから、4時間もキャスティングを続けてこられた。いくら練習のつもりでも、まったくアタリがなかったら、途中で挫けていただろう。

夕まずめだったが、水面に魚の気配はなかった。自転車を止めてあるところに戻りながら投げ続けていると、水面に浮かんだ大きなゴミを引っかけてしまった。岸に寄せると、元が何であるのかわからない布地だった。水を吸ってスポンジ状に膨れていた。フックが貫通して抜けなかったので、はさみを取り出し、引っかかっている部分を切り裂いた。それが終わると、すっかり暗くなっていた。釣りの続きはせず、自転車のところまでまっすぐ歩いた。

6時ちょうどに実家に戻った。夕食にカレーライスを食べた。
右腕が重かった。

7時半に実家を出た。昨日からカレーライスばかり食べたせいか、お腹が張っていた。マラソン前のカーボローディングと同じように、摂取した炭水化物が筋肉その他に蓄積し、体がむくんでひと回り大きくなったように感じた。
疲れていた。家に帰ったらすぐに寝てしまいたいと思った。

9時帰宅。

「石橋貴明のたいむとんねる」を見た。刺さるカラオケという企画で、世代の違うものが集い、特定の相手に「刺さる」選曲をして歌い、歌われた相手はその曲が自分に「刺さった」かを判定するというものだった。
大変面白かった。相手に刺されば、歌がうまくなくても成立するのだ。ゲームとしてよくできていた。
ゲストのMay J.は、カラオケなので楽に歌っているため、かえって歌の上手さが際立っていた。最後まで刺さる曲を選曲できなかった清水ミチコは、エンディングで国民に刺さる曲をというフリのあと、CMあけに「ヨイトマケの唄」を歌っていた。これには笑った。
疲れていたはずなのに、笑った余勢で気が高ぶり、2時まで起きてしまった。