飲まなくっても別にいいか

朝食に焼き芋を食べた。昨日の夜焼いたものを食べた。オーブンで焼く時は、芋の太さを揃えた方が良さそうだ。太い芋を基準にして焼く時間を設定すると、細い芋にとっては長すぎるようだ。細いのは水分が抜けて、ややパサパサしたものになっていた。太いのは蜜が皮からしみ出して、しっとりとしたスイーツになっていた。

11時半に家を出る。小雨が降っていた。晴れだと思っていたのに意外だった。

京王線に乗っていると、下高井戸あたりで緊急停車した。踏切に人が入っていたため、確認のために停車したみたいだった。数分のち電車は動き出した。大事には至らなかったらしい。

1時から稽古。少しずつ、動線や配置など、形になっている。そして、エモーションの動き方も、前よりはっきりとしてきて、かつ、大きくなってきた。

3時にお茶会。ホワイトチョコケーキを食べる。酒の失敗談について雑談する。

5時までにもう一度稽古する。最初の時とはまた別のエモーションが浮かんできた。そうするつもりでやったのではないのに、そういうふうにやっていた。導かれている感じ。何に? それは、書かれている文字の奥にいる、まだ形になっていない人物によってだ。こっちからそいつを決めつけるんではなく、そついに出てきてもらい、好きなようにやらせる感覚で進めている。体を乗っ取らせているようなものだ。たぶんそのせいか、二回やっただけでも消耗度は高かった。そして消耗に比例した充実感があった。

帰りの電車で眠くなった。頭痛までしてきた。これも消耗によるものだろうかと思った。

6時過ぎに帰宅。頭痛は治まらなかった。風邪か? いやまさか。そっちの頭痛ではない。

7時半にサミットへ。スパイシー手羽先揚げと、海老の唐揚げ、スモークサーモンを買った。そして酒は買わなかった。飲もうかなと一瞬思ったのだが、オレはアルコール依存症なのだと思い、ドクターペッパーにした。

アルコール依存症でないことを証明するためには゛まず、自分はアルコール依存症なのだと認めることが第一だ。
その上で、今日みたいな日に、飲まない選択を「コーヒーのお代わりはいかがですか?」「どうしようかな…いや。結構です」くらいの軽さで選択「できた」という実績を積んでいく。
それによって、自分が今依存症に向かっているかどうかについて、敏感になれると思う。
防げるではなく、あ、今おれは依存方向に向かっているなと、気づき易くなるということだ。
そして、「禁酒する!」という強い覚悟よりも、「今日は飲まなくっても、別にいいか」という軽さで、飲まない選択をする方が、かなり困難なのだ。やれるものならやってみ? と、今年の夏の自分に言いたい。

スモークサーモン、チキン、エビの唐揚げという、つまみ感満載のものを食べながら、ドクターペッパーを飲んだ。
全然、ビールを飲みたいと思わなかったね。ドクターペッパーうまし。