モヤモヤドキュメンタリー

6時半に起きた。睡眠時間は3時間しかなかったのだがぐっすり眠れたようで疲労感はなかった。
朝食に卵かけご飯、りんご、ピーカンナッツ、ヨーグルトを食べた。卵かけご飯はご飯に醤油をかけてその後で卵を混ぜると美味しい。レンジで30秒チンすると半熟になってなお美味しい。

外は曇っていたが雨は降っていなかった。

昼、山田屋でタンメン食べる。スープが塩辛かった。

夕方実家へ。夕食に牡蠣鍋を食べた。

テレビで、俳優・織本順吉のドキュメンタリーを放送していた。
織本さんは今年九十二歳になった。肉体は衰え、介護が必要な体となっているが、頭脳は明晰で、役を演じるということをやめられずにいる。
台詞を覚えられなくなっていることを指摘された織本さんが激高する場面があった。撮影している娘さんがそれを言ったのだが、最晩年を迎えてなお役者であらんとしている人にかけてはいけない言葉ではないか。
後半、インタビューの場面があり、織本さんは演技論を語っていた。言葉に重みがあり、もっと聞きたいと思ったのだが、一部しか放送されなかった。2時間くらい喋ったとナレーションが流れたが、そのナレーションこそいらない気がした。
そのインタビューも、織本さんに役者気分を味わわせるためという目的でセッティングしたいう。うーん…
わざと怒らせているような気がしたし、老いを受け入れて欲しいという言葉が、説得力に乏しかった。老いを受け入れた状態ってなんだ?

もやもやとした気分になり、後味が悪かった。
インタビューより、織本さんの前で芝居の稽古をした方がずっといい。真剣にやれば、すごく豊かな言葉が返ってくる気がする。もったいないなあ。

『双調平家物語』2巻読む。大化の改新。中臣鎌子と中大兄皇子が国を作ることについて論じる場面が面白かった。