『華氏451度』新訳読む

5時に起きたが二度寝してしまった。うとうとしたなあと思って時計を見ると7時半になっていた。1うとうと=30分として、5うとうとだ。

雨はやんでいた。

夕方、いったん実家へ帰り、自転車で病院へ。妹来ていた。母と交代で世話に来ているようだった。
父の顔色はすこぶる良くなっていた。点滴の栄養補給、回復食としての粥、清潔なベッド、禁煙、安静。そりゃそうだろうと思った。
競馬の勝ち馬投票券について父に聞かれるが、よくわからなかった。JRAのサイトがわかりにくいのと、投票時間外であるのとで、実際に試すことができなかった。
8時前に病院を出ると雨が降っていた。実家へ。夕食にスパゲティミートソース食べる。

ブラッドベリ『華氏451度』読み始める。新訳とのことで借りてみた。前の訳は持っていて、二十代の頃に読んだ。J-POP全盛ミリオン連発時代。あの頃のJ-POPの多様性は世界進出できるものだったと思うが、ネットがまだなかった。
ネットが広まりブロードバンド化が成されたのと同じタイミングで、J-POPの商業的衰退が顕著になった。ビジネスモデルがCD売上から別の形に変わっただけなのだが、売上という土俵がなくなったことで、様々な音楽が一堂に会するヒットチャートのありかたも失われた。
そういえば2010年代初頭、手がけるアイドルを世界進出させると言ってた人がいたが、成功した気配はない。ブームが去ったら手を引くのではと思っていたが、すでにそうなっているらしく、別の責任者が批判の矢面に立たされている。ここを死守せよと部下に命じて撤退する指揮官のごとし。源行家のようだ。
そうだった。今は戦争中なのだったと、本を読んでいて気がついた。『華氏451度』が描くのは今の日本だ。90年代に読んだ時は、図らずも未来予想図をなぞっていたのだ。