ぬか、やるしかないか

昨日は朝の4時過ぎまでダラダラ起きていた。
8時過ぎ起き。一汁一菜の朝飯を作って食べる。

雨だった。予報によると、今日は一日中雨だった。
それでも洗濯をした。部屋干しをして、扇風機の風を満遍なく当てた。

先週から、食塩水による乳酸菌発酵を試しているが、白瓜とピーマンは昨日味見をしたらしょっぱいだけだったので捨てた。一週間経ってしょっぱいだけというのは失敗だ。
大根の方はほのかな酸味が感じられるようになってきたが、味見をしたところ、満足のいく漬かり方ではなかった。こちらはもう少し漬けてみる。

昼、買い物に行き、きゅうりを三本買った。そいつを切って、食塩水で漬けた。

きゅうりを漬けていると、ザワークラウトを漬けていた頃のことを思い出した。キャベツに塩を降り、重しで押さえると水分が出てくる。全体が水分に浸かると、乳酸菌発酵が進み、キャベツの色が褐色に変わる。ポイントは、食塩水ではなくキャベツから出た水分に漬けるということだ。乳酸菌は野菜の表面に付着しているから、葉物野菜であるキャベツにはたっぷり含まれている。そのキャベツから出た水分もそう。
先週から漬けている大根は、皮をむいてしまっている。乳酸菌は皮にいるのに。
きゅうりは皮をむかずに漬けた。しかし、葉物野菜のキャベツに比べると、きゅうりの表面積は小さいので、住んでいる乳酸菌の数もずっと少ない。しっかり漬かるまでには時間がかかるだろう。
そして、きゅうりが無事漬かった時、おそらくザワークラウトに似た味になるだろう。それは、肉料理の付け合せにぴったりだ。しかし、ご飯には合わないだろう。
つまり、ピクルスだ。
そもそも、一汁一菜の漬物を確保するために乳酸菌漬けを試してみたのだが、ご飯に合わないなら意味がない。

ぬか漬けを始める時がきた。

Amazonで容器を注文した。

昼、お惣菜の白身フライとイカフライを食べた。
外は細かい雨が降っていた。

水谷豊作品が猛烈に見たくなり、TSUTAYTAの宅配サービスに登録し、「あんちゃん」と「事件記者チャボ」の予約をした。

「太陽を盗んだ男」のDVDを再生し、水谷豊の登場場面を見た。老人に扮したジュリーに麻酔薬をかがされ、拳銃を盗まれる巡査役だ。出番は短いのだが、人となりがわかるような役作りをしている。ほっぺたを叩かれ「なにしてんのおたく?」というセリフをムッとして言うところがイイ。スプレーで麻酔薬をかがされ、抵抗しつつ気を失い白目をむくまでの動きが、無駄がなくてほんとうに巧い。

夜、牛モモステーキを食べた。肉の焼き方を変えたら中心までしっかりと火が通ってしまった。失敗したなあと思ったが、食べてみると案外うまかった。安いステーキ肉を焼く時は、ミディアムの焼き加減など諦め、最初からウェルダン目指して焼いた方がいいのかもしれない。

今日は、やれることがたくさんあるのに、どれ一つとして手を付ける気がしなかった。別に苦役ではなく、趣味として楽しいことなのに。
そんな状態が何時間か続くと、まるで、いる場所を間違えているような気持ちになる。

11時就寝。