演じ続けることの宿命

昨日は一日中、不規則極まりない睡眠をしたため、夜の1時に床についてもまったく眠くならなかった。こうなったら起きたまま寝床で夜を明かしてやろうと意地になっていたが、起きたまま寝床で夜を明かしてやろうと意地になる夢をみていたらしい。目覚ましで朝の8時に起きた時、それを知った。

午前中、季節仕事ツールの動作テストをした。

昼、「大勝軒」でラーメン。

午後、季節仕事ツールの機能追加依頼をこなした。

夜7時すぎ、走りに行く。方南通りから井の頭通りへ。環八近くまで走ってから同じコースを戻った。帰りは3分早かったので、その分を余計に走った。40分で7.6キロ。

夕食に、ハムとチーズのトースト、コロッケパン食べる。

江本孟紀『僕しか知らない星野仙一』読了。
エモやんは六大学野球で星野さんの一年後輩だ。しかし大学は違う。星野さんは明治で、江本さんは法政。法政のセンパイには田淵がおり、星野と仲が良かった。六大学野球の選手が行きつけにしていた神保町の居酒屋があり、田淵先輩に連れていってもらうと、下戸の星野さんは笑顔で店主の手伝いをしていたそうだ。
「僕しか知らない」の根底には、この星野さんがある。当時から星野さんは演技者的なところはあったそうだが、まだ燃える男の仮面を自在につけたり外したりしてはいなかった。また、市井の人とにこやかに交流できていた。
なぜ同じことを、プロに入ってからはしなくなったかということを、江本さんは疑問に思っていた。演じ続けることを選択した人間の宿命であろうが、本にはそこまで書かれていなかった。みなまで言わせるな、ここまで読んだらわかるやろ、ということかもしれない。

真樹日佐夫『絶対に勝てるケンカの手順』読了。
読んだ理由は、このタイトルの本が図書館においてあったことを意気に感じたから。手に取ると、名にし負う真樹日佐夫先生の著書だった。
読んでみるとすぐわかったが、ケンカ自慢の本ではなかった。ケンカはしないのが一番。する時点で自分に負けていると、真樹先生は述べており、語り口調の魅力と相まって、実に説得力があった。佐山聡との対談も収録されていたが、佐山さんの言葉がイデオロギッシュに偏りすぎて、あまり面白くなかった。