大晦日に集中力のなさを反省

7時起き。朝飯にスパゲティを茹で、あさりスープのソースをかけて食べた。

今年の目標は「脱・雑」だった。達成できたかというと、正直わからない。立てるべき目標はそっちじゃなかったような気がする。
むしろ、最近思うことは、集中力の持続時間が短くなったことだ。本を読もうと思って、足元が寒いので暖房をつけにいくと、洗い物をしなければと思い、洗っているとコーヒーが飲みたくなり、お湯を沸かそうとすると甘いものが必要だと思い、買い物に出かけて安売りの食材を見かけ、そうだあれを作ろうとか思い、家に帰ると洗濯をしなければと思い、洗濯機を回すとブログ更新しようと思い、パソコンをつけるとハードディスクに入れてある映画やら音楽やらを聞き始め、コーヒーを飲もうと思ったはずなのに自販機でジンジャーエールを買ってきてのみ、甘いもののことなど忘れ、マンガを読み、スマホでサンドウィッチマンの動画を見て、あれを作ろうと思ったはずなのに食べる気がなくなり夕食をありもので済ませ、その後も思いつきで行動するうちに時刻は夜の12時になっている。

これでは、脱・雑どころではない。集中力がなさすぎる。

で、メジャー晦日の今日になって今さらだが、時間を意識的に管理することにした。
「アレクサ、9時半にアラームをセットして」

9時半まで『吾輩は猫である』を読んだ。先生宅で、迷亭と独仙が囲碁をやり、寒月くんがバイオリンを手に入れる時の苦労話を始めるところ。

40分ほど読んだ。あっという間に経つかと思ったら、意外と長かった。アラームをセットしていなかったらきっと、「そういえば花瓶の水をかえなくては」と思いつき、本を閉じてしまっていただろう。

9時半から掃除をした。玄関からキッチン、窓のゴムパッキン、床、ドアを拭き掃除した。

10時半に掃除を終え、今度は洗い物と、排水口の掃除をした。

11時半にサミットへ買い物にいく。年越しそば用のかき揚げやエビ天ぷらがたくさん売られており、店内は混雑していた。
昼飯用に、ハンバーグ弁当とマカロニサラダを買った。食器を使いたくなかったのだ。

昼飯を食べてから再び、『吾輩は猫である』を読む。寒月くんのバイオリン話はよくわからない怪談で終わり、そのあと先生が、「個」が確立した時代の生きづらさを論じる。その後の漱石作品には、この場面の先生が語っている思想が反映されているように思う。
鼻子の娘と結婚することが決まって、酔っ払ってやってきた多々良くんがビールをあけ、わいわいやった末にお開きとなる。この最終章では、猫はここでやっと、描写役に徹する時間から開放される。この章は、猫設定なしで成り立っているのだ。
有名なあのラストは、猫のお役御免というふうにもとれる。
とにかく、読了。今回の再読で初めて、この作品を面白いと思えた。一番笑ったのは、猫が虎になった夢を見る場面だった。なんともかわいい。

読み終えると2時半を過ぎていた。外は日当たりの加減ですこし暗くなっていた。

ブログを更新する。

5時に家を出る。実家へ。
赤坂見附で乗り換えようとしたら、銀座線は来ないと言われた。そういえば昨日銀座に行ったときも、車内アナウンスでそんなことを言ってた。

6時半、実家帰宅。妹が来ていた。はからずも、家族四人で年越しそばを食べることになった。

そばを食べ、紅白を見る。母と妹、映っている歌手やタレントを見ては、ものすごい大声で喋り合っていた。

紅白は、ベテラン勢の劣化が目立った。見た目はごまかせても、声が出なくなるのは結構致命的だ。

Perfumeが「FUSION」をやると知った時は、え? と思った。歌、ないじゃん。
どうするんだろうと思って見ていたら、後半「ポリリズム」を歌うような構成だったのでホッとした。

昨年のサザンオールスターズみたいな目玉はなく、全体的にこぢんまりした紅白だった。
パフォーマンスは、氷川きよしが一番良かった。声がすごかった。T.M.Revolutionと共演して欲しい。

ビートたけしは、高い音になるとテンポが先走ってしまうのにハラハラしたが、なんとか歌いきってホッとした。

紅白後、地元のミニミニ神社へ初詣に行く。向かっている途中に新年を迎え、0時1分に初詣をした。

帰宅し、風呂に入り、部屋で2019年最後のブログ更新……をしている途中で、鼻粘膜が痛くなってきた。まさか、今話題の感冒じゃねえだろうな?
まあ、新年早々ぎっくり腰をやった2000年の大晦日よりはマシか。

げっ、来年でこの地底ブログは20年だ……