験担ぎのうなぎ

朝、水耕栽培の水を補充。ここ数日の好天でずいぶん減っていた。

昨日見つけた謎ベリーの写真をインスタにあげたら、リンクしているFACEBOOKで、ヒメコウゾではないかと教えてもらった。
それならば、一刻も早く本物の桑の実を拝んでやろうと思い、11時過ぎに家を出て馬橋公園に向かった。
木を見ながら園内を歩くと、高さ2メートルくらいのそれほど大きくない桑の実を発見した。実もつけていたが、黒く熟したのはなかった。赤い実の中で一番黒に近いやつを一つとって口に入れた。酸味と甘みの両方があった。ヒメコウゾより美味しかった。

11時半過ぎ、『いろはや』へ行き、チャーシュー麺を食べた。

食後、自転車をサイクルスポットに預け、ひと月点検をしてもらっている間に、その辺の公園を見て歩き、どんな木が植えられているのかを確かめた。

1時半過ぎ、自転車を受け取った。漕ぐのがだいぶ軽くなっていた。

1時半過ぎ帰宅。シャワーを浴びた。

夕方から大雨が降るという予報だったので、ドラッグストアへ行き飲み物を買っておいた。
夕食を何にしようか考え、レース前だからいつもの通りうなぎにしようと思ったが、自分で焼くのではなく、近所の居酒屋へ行ってみることにした。

5時半、チェーンではない『一休』へ。存在は前から知っていたが、入るのは初めてだった。

カウンターに女性が一人座っていた。常連さんらしかった。店の人の姿はなかった。
「今、マスター上行ってる」と、その女性は言った。
「あ、そうですか」
カウンターの端に座り、マスターを待った。一、二分ほどしてマスターが下りてきた。
「マスター、お客さん」女性客が言った。
「あ、いらっしゃいませ」
マスターがおしぼりを持って来たタイミングで、うな重を注文した。

居酒屋だったので、生ビールと、他になにか肴でも頼もうかと、入る前は思っていたのだが、先客女性とマスターの慣れ親しんだ感じに溶け込むには時刻が早いと思った。飲みに来たわけではないし、今日のところは験担ぎのうなぎを食べて帰ることにした。

二十分ほどしてうな重が出てきた。居酒屋で出すにしてはしっかりとしたうなぎで、値段も2500円と、まあまあ安かった。

6時過ぎに店を出る。雨はまだ降っていなかった。どこにも寄らず帰宅。

7時過ぎ、外が暗くなってきてから窓をあけると、雨音が聞こえた。いつの間にか静かに降り始めていた。

8時過ぎ就寝。